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麻袋
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あさふくろ
ふりがな文庫
“
麻袋
(
あさふくろ
)” の例文
東京
(
とうきやう
)
に
帰
(
かへ
)
つて
後
(
のち
)
、
呼
(
よ
)
べば
応
(
こた
)
へて
顕
(
あら
)
はるゝ、
双六谷
(
すごろくだに
)
の
美女
(
たをやめ
)
の
像
(
ざう
)
を、
唯
(
たゞ
)
目
(
め
)
を
開
(
ひら
)
いて
見
(
み
)
るやうに、すら/\と
刻
(
きざ
)
み
得
(
え
)
た。
麻袋
(
あさふくろ
)
の
鑿
(
のみ
)
小刀
(
こがたな
)
は、
如意
(
によい
)
自在
(
じざい
)
に
働
(
はたら
)
く。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
坊主
(
ばうず
)
は
懐中
(
ふところ
)
の
輪袈裟
(
わげさ
)
を
取
(
と
)
つて
懸
(
か
)
け、
老爺
(
ぢい
)
は
麻袋
(
あさふくろ
)
を
探
(
さぐ
)
つた、
烏帽子
(
えぼうし
)
を
丁
(
チヨン
)
と
冠
(
かぶ
)
つて、
更
(
あらた
)
めてづゝと
出
(
で
)
た。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あの
空
(
そら
)
が
紫立
(
むらさきだ
)
つてほんのり
桃色
(
もゝいろ
)
に
薄
(
うす
)
く
見
(
み
)
えべい。——
麻袋
(
あさふくろ
)
には
昼飯
(
ひるめし
)
の
握
(
にぎ
)
つた
奴
(
やつ
)
、
余
(
あま
)
るほど
詰
(
つ
)
めて
置
(
お
)
く、ちやうど
僥幸
(
さいはひ
)
、
山
(
やま
)
の
芋
(
いも
)
を
穿
(
ほ
)
つて
横噛
(
よこかじ
)
りでも
一日
(
いちにち
)
二日
(
ふつか
)
は
凌
(
しの
)
げるだ。
遣
(
や
)
りからかせ、さあ、ござい。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“麻袋”の解説
麻袋(あさぶくろ、gunny sack、gunny bag)は、ジュート(Jute)などの麻の繊維を編んで作る袋。俗に、ドンゴロスdungaree、南京袋(ナンキンぶくろ)とも呼ばれる。「またい」と読まれることもある特に、コーヒー豆を入れるものは「またい」と呼ばれることがある。また、日本マタイ株式会社は、「日本麻袋株式会社」として設立後、現社名に表記を改めている。。
(出典:Wikipedia)
麻
常用漢字
中学
部首:⿇
11画
袋
常用漢字
中学
部首:⾐
11画
“麻”で始まる語句
麻痺
麻布
麻
麻雀
麻疹
麻裃
麻裏
麻縄
麻上下
麻糸