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横噛
ふりがな文庫
“横噛”の読み方と例文
読み方
割合
よこかじ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よこかじ
(逆引き)
踞
(
しゃが
)
んだり、中には赤手拭をちょっと頭にのせたのも居て、——これは酒じゃない、大土瓶から、茶をがぶがぶ、丼の
古沢庵
(
ひねたくあん
)
を
横噛
(
よこかじ
)
りで
遣
(
や
)
ってると、破れかかった
廚裡
(
くり
)
の戸口に
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(ぐったりと
衣紋
(
えもん
)
を抜く)取る年の
可恐
(
おそろ
)
しさ、近頃は歯が悪うて、人間の首や、
沢庵
(
たくあん
)
の
尻尾
(
しっぽ
)
はの、かくやにせねば
咽喉
(
のど
)
へは通らぬ。そのままの形では、金花糖の鯛でさえ、
横噛
(
よこかじ
)
りにはならぬ事よ。
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私なんぞ、まったく、この
身体
(
からだ
)
を
溝石
(
どぶいし
)
にして、
這面
(
しゃつら
)
へ、
一鑿
(
ひとのみ
)
、目鼻も口も、削りかけの地蔵にして、その六地蔵の下座の端へ、もう
一個
(
ひとつ
)
、真桑瓜を
横噛
(
よこかじ
)
りにした処を、
曝
(
さら
)
しものにされて
可
(
い
)
いのです。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
横噛(よこかじ)の例文をもっと
(3作品)
見る
横
常用漢字
小3
部首:⽊
15画
噛
漢検準1級
部首:⼝
15画
“横”で始まる語句
横
横町
横柄
横面
横着
横浜
横合
横川
横臥
横腹
“横噛”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花