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酔
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よひ
ふりがな文庫
“
酔
(
よひ
)” の例文
旧字:
醉
剰
(
あまつさ
)
へ
酔
(
よひ
)
に
乗
(
じよう
)
じて、
三人
(
さんにん
)
おの/\、
其
(
そ
)
の
中
(
うち
)
三婦人
(
さんふじん
)
の
像
(
ざう
)
を
指
(
ゆびさ
)
し、
勝手
(
かつて
)
に
撰取
(
よりど
)
りに、おのれに
配
(
はい
)
して、
胸
(
むね
)
を
撫
(
な
)
で、
腕
(
うで
)
を
圧
(
お
)
し、
耳
(
みゝ
)
を
引
(
ひ
)
く。
甲冑堂
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と松さんは大げさにいつて、
酔
(
よひ
)
で
赫
(
あか
)
らんだ顔を向けてそちらを見た。そして「
豊助
(
とよすけ
)
。栄坊ちやんの大事な鹿にわるさするぢやないぞォ。」
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
『僕も
酔
(
よひ
)
が
醒
(
さ
)
めかゝつて寒くなつて来た。
静
(
しづ
)
ちやんさへ
差
(
さし
)
つかへ無けれア
彼
(
あ
)
の
角
(
かど
)
の西洋料理へ上がつてゆつくり話しませう。』
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
酔
(
よひ
)
と云ふ牆壁を築いて、其掩護に乗じて、自己を大胆にするのは、卑怯で、残酷で、相手に汚辱を与へる様な気がしてならなかつたからである。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
暫くすると、仲間は
各自
(
てんで
)
に酔ひどれを
啣
(
くは
)
へて巣のなかへ引張り込み、丁寧に寝かしてやつた。
酔
(
よひ
)
が
醒
(
さ
)
めると、
件
(
くだん
)
の蟻はこそ/\這ひ出して直ぐ
例
(
いつも
)
の仕事にかゝつたさうだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
外で
冷
(
ひやゝ
)
かな空気に触れると
酔
(
よひ
)
が足りない。もすこし飲んで出れば
可
(
よ
)
かつたと思つた。
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
精
(
き
)
で三四杯あほり立てたので
酔
(
よひ
)
が
一時
(
いつとき
)
に発して
眼
(
め
)
がぐらぐらして来た。
此時
(
このとき
)
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
酔
常用漢字
中学
部首:⾣
11画
“酔”を含む語句
酔漢
酔醒
宿酔
微酔
生酔
酔臥
泥酔漢
馬酔木
麻酔
麻酔薬
酔客
酔倒
酔狂
酔興
泥酔
酔払
爛酔
酔心地
悪酔
酣酔
...