“酔倒”のいろいろな読み方と例文
旧字:醉倒
読み方割合
よいたお33.3%
ゑひたふ33.3%
えいたお16.7%
つぶ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だが、雪が降って食物くいものが無くなると、𤢖わろが山から里へ出て来ると云うじゃアないか。迂濶うっかり酔倒よいたおれている処を、さらって行かれちゃア大変だからね。ははははは。」
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
みなさんはお通夜つやのおかたか、おや/\物騒ぶつさうだな、通夜つやばうさんがさけ酔倒ゑひたふれてる、炮砥はうろく線香せんかうをどつさりして、一本花ぽんばな枕団子まくらだんご旧弊きうへいだね、これから思ふと地獄ぢごくはう余程よつぽどひらけた。とふお話で。
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
弟子たちにもむねを含めた。で、次場所つぎばしょの興行くては面白かるまいと、やけ酒をあおつて居たが、酔倒えいたおれて、其は寝た。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そこで、敵は海の藻屑となったのに、おれ達は生残った。大勝利だ。ソレ祝杯だというんで、まるで狂人きちがいのようになって飲んだね。で、この通り、酔倒つぶれてしまったんだ。