酔倒ゑひたふ)” の例文
旧字:醉倒
みなさんはお通夜つやのおかたか、おや/\物騒ぶつさうだな、通夜つやばうさんがさけ酔倒ゑひたふれてる、炮砥はうろく線香せんかうをどつさりして、一本花ぽんばな枕団子まくらだんご旧弊きうへいだね、これから思ふと地獄ぢごくはう余程よつぽどひらけた。とふお話で。
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
父の信之は酔倒ゑひたふれて了つた。お柳は早くから座をはづして寝てゐたが
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)