“爛酔”のいろいろな読み方と例文
旧字:爛醉
読み方割合
らんすい81.8%
へべ9.1%
へゞ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
果して爛酔らんすいの客が戸惑いして、のたり込んでいたな、厄介者だが、処分をしてやらずばなるまいと、お節介者の村正どんは、一歩足を踏み入れて
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
親方の不在るすにこう爛酔へべでは済みませぬ、姉御と対酌さしでは夕暮をおどるようになってもなりませんからな、アハハむやみに嬉しくなって来ました、もう行きましょう、はめをはずすと親方のお眼玉だ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
親方の不在るすに斯様爛酔へゞては済みませぬ、姉御と対酌さしでは夕暮を躍るやうになつてもなりませんからな、アハヽ無暗に嬉しくなつて来ました、もう行きませう、はめを外すと親方の御眼玉だ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)