“らんすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
爛酔81.8%
乱酔9.1%
爛睡9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、再び敵打の旅に上るために、楓と当分——あるいは永久に別れなければならない事を思うと、自然求馬の心は勇まなかった。彼はその日彼女を相手に、いつもに似合わず爛酔らんすいした。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
御酒ごしゅを下された席において、明智どのばかりいつものように冷静なおもてを澄まして、興じ入る乱酔らんすいの徒をながめていたのを、右大臣家のお癖として、却って、ちと小憎こにくおぼされてか、光秀飲めと
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時まで彼は座敷で方々から廻って来るさかずきを受けていたので、窓が白むまで知らずに爛睡らんすいしていた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)