“らんすゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
爛醉50.0%
乱酔16.7%
亂醉16.7%
藍水16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
林檎の木よ、發情期はつじやうきの壓迫で、身の内がほてつて重くなつた爛醉らんすゐなさけふさつぶじゆくした葡萄のゆるんだ帶の金具かなぐ、花を飾つた酒樽、葡萄色の蜂の飮水場みづのみば
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
中にも茶屋の彌五郎(実は由良之助)は好い出来であつた。日本では九太夫だいふが縁の下に居るのを、この芝居では反対に彌五郎の乱酔らんすゐを吉良(実は九太夫だいふ)が二階から観て居るのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
行燈の灯りの中に、動物のやうに亂醉らんすゐした身體を横へた東作を、憎々しく見詰めましたが、いきなりハタとまくらを蹴つて
この壁柱かべはしら星座せいざそびえ、白雲はくうんまたがり、藍水らんすゐひたつて、つゆしづくちりばめ、下草したくさむぐらおのづから、はなきんとりむし浮彫うきぼりしたるせんく。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)