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輪索
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わな
ふりがな文庫
“
輪索
(
わな
)” の例文
『
宜
(
よろ
)
しい、
私
(
わたし
)
は
今
(
いま
)
は
実
(
じつ
)
以
(
もっ
)
て
二
(
にっ
)
ちも
三
(
さっ
)
ちも
行
(
ゆ
)
かん
輪索
(
わな
)
に
陥没
(
はま
)
ってしまったのです。もう
万事休矣
(
おしまい
)
です
覚悟
(
かくご
)
はしています。』
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
其の葉の隙から時々白く、殆ど銀の
斑点
(
はんてん
)
の如く光って見える空。地上にも所々倒れた巨木が道を拒んでいる。
攀上
(
よじのぼ
)
り、垂下り、絡みつき、
輪索
(
わな
)
を作る
蔦葛
(
つたかずら
)
類の
氾濫
(
はんらん
)
。
総
(
ふさ
)
状に盛上る蘭類。
光と風と夢
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
『
宜
(
よろ
)
しい、
私
(
わたし
)
は
今
(
いま
)
は
實
(
じつ
)
以
(
もつ
)
て
二
(
につ
)
ちも
三
(
さつ
)
ちも
行
(
ゆ
)
かん
輪索
(
わな
)
に
陷沒
(
はま
)
つて
了
(
しま
)
つたのです。もう
萬事休矣
(
おしまひ
)
です
覺悟
(
かくご
)
はしてゐます。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
思想
(
しさう
)
の
人間
(
にんげん
)
が
成熟
(
せいじゆく
)
の
期
(
き
)
に
達
(
たつ
)
して、
其思想
(
そのしさう
)
が
發展
(
はつてん
)
される
時
(
とき
)
になると、
其人間
(
そのにんげん
)
は
自然
(
しぜん
)
自分
(
じぶん
)
がもう
已
(
すで
)
に
此
(
こ
)
の
輪索
(
わな
)
に
掛
(
かゝ
)
つてゐる
遁
(
のが
)
れる
路
(
みち
)
の
無
(
な
)
くなつてゐるのを
感
(
かん
)
じます。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
思想
(
しそう
)
の
人間
(
にんげん
)
が
成熟
(
せいじゅく
)
の
期
(
き
)
に
達
(
たっ
)
して、その
思想
(
しそう
)
が
発展
(
はってん
)
される
時
(
とき
)
になると、その
人間
(
にんげん
)
は
自然
(
しぜん
)
自分
(
じぶん
)
がもうすでにこの
輪索
(
わな
)
に
掛
(
かか
)
っている
遁
(
のが
)
れる
路
(
みち
)
の
無
(
な
)
くなっているのを
感
(
かん
)
じます。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
其時
(
そのとき
)
には
屹度
(
きつと
)
大學
(
だいがく
)
の
分科
(
ぶんくわ
)
の
教授
(
けうじゆ
)
にでもなつてゐたのでせう。
無論
(
むろん
)
知識
(
ちしき
)
なるものは、
永久
(
えいきう
)
のものでは
無
(
な
)
く、
變遷
(
へんせん
)
して
行
(
ゆ
)
くものですが、
然
(
しか
)
し
生活
(
せいくわつ
)
と
云
(
い
)
ふものは、
忌々
(
いま/\
)
しい
輪索
(
わな
)
です。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
その
時
(
とき
)
にはきっと
大学
(
だいがく
)
の
分科
(
ぶんか
)
の
教授
(
きょうじゅ
)
にでもなっていたのでしょう。
無論
(
むろん
)
知識
(
ちしき
)
なるものは、
永久
(
えいきゅう
)
のものでは
無
(
な
)
く、
変遷
(
へんせん
)
して
行
(
ゆ
)
くものですが、しかし
生活
(
せいかつ
)
と
云
(
い
)
うものは、
忌々
(
いまいま
)
しい
輪索
(
わな
)
です。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
輪
常用漢字
小4
部首:⾞
15画
索
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
“輪”で始まる語句
輪
輪廓
輪廻
輪郭
輪奐
輪鍵
輪袈裟
輪車
輪飾
輪切