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赤心
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まごころ
ふりがな文庫
“
赤心
(
まごころ
)” の例文
既に我が身に引請んとするを
暫時
(
しばし
)
と引留千太郎進み
寄
(
より
)
否々
(
いへ/\
)
久八にては御座らぬと言んとするを
押留
(
おしとゞ
)
め
尻目
(
しりめ
)
に
懸
(
かけ
)
て夫と
無
(
なく
)
知らする忠義の
赤心
(
まごころ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さきにわがため命を
棄
(
すて
)
し、
阿駒
(
おこま
)
が
赤心
(
まごころ
)
通じけん、
鈍
(
おぞ
)
くも爾釣り寄せられて、罠に落ちしも
免
(
の
)
がれぬ天命。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
じぶんの
赤心
(
まごころ
)
を訴えてみても、「——さような儀は、とんと正成のあずかり知るところにあらず、人に、よい死に場所を与えよなどと申すおたのみは、迷惑至極」
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すべて
何事
(
なにごと
)
も
赤心
(
まごころ
)
をこめて一
心
(
しん
)
にやれば、
必
(
かな
)
らずそれ
丈
(
だけ
)
の
事
(
こと
)
はあるもののようでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
何卒
(
どうぞ
)
わたくし共一同の
佯
(
いつわ
)
りのない
赤心
(
まごころ
)
をお酌み取り下さいまして、この上とも末永く御贔屓を賜わりますように、団員一同を代表致しまして、わたくしから幾重にもお願い申上る次第でございます
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
「それさえ見棄てて、別れなければならないような、
児
(
こ
)
を
堕
(
おろ
)
すなどという、飛んだことをしてくれた。」と蝶吉の
項
(
うなじ
)
を抱いて口移しに
噛
(
か
)
んで含めるように、自分の
赤心
(
まごころ
)
を語るため、今まで久しい間
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
赤心
(
まごころ
)
籠
(
こ
)
めて一
生
(
しょう
)
懸命
(
けんめい
)
に
祈願
(
きがん
)
をすれば、それが
直
(
ただ
)
ちに
神様
(
かみさま
)
の
御胸
(
みむね
)
に
通
(
つう
)
じ、
同時
(
どうじ
)
に
神様
(
かみさま
)
からもこれに
対
(
たい
)
するお
応答
(
こたえ
)
が
降
(
くだ
)
り、
時
(
とき
)
とすればありありとそのお
姿
(
すがた
)
までも
拝
(
おが
)
ませて
戴
(
いただ
)
けるのでございます……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
両眼
(
りょうがん
)
に
涙
(
なみだ
)
を一ぱい
溜
(
た
)
めて、
赤心
(
まごころ
)
こめて
渡
(
わた
)
された
紀念
(
きねん
)
の
懐剣
(
かいけん
)
——それは
刀身
(
なかみ
)
といい、
又
(
また
)
装具
(
つくり
)
といい、まことに
申分
(
もうしぶん
)
のない、
立派
(
りっぱ
)
なものでございましたが、しかし
私
(
わたくし
)
に
取
(
と
)
りましては、
懐剣
(
かいけん
)
そのものよりも
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“赤心”の意味
《名詞》
まごころ。丹心。誠意。
(出典:Wiktionary)
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“赤心”で始まる語句
赤心報国