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負
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たの
ふりがな文庫
“
負
(
たの
)” の例文
恐懼
戒愼
(
かいしん
)
の意弛み、
驕矜
(
けうきよう
)
の氣漸く長じ、其成し得たる事業を
負
(
たの
)
み、苟も我が事を仕遂んとてまづき仕事に陷いり、終に敗るゝものにて、皆な自ら招く也。
遺訓
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
つく/″\静かに
思惟
(
しゆゐ
)
すれば、我
憲清
(
のりきよ
)
と呼ばれし頃は、力を文武の道に
労
(
つか
)
らし命を寵辱の
岐
(
ちまた
)
に懸け、
密
(
ひそ
)
かに自ら我をば
負
(
たの
)
み、老病死苦の
免
(
ゆる
)
さぬ身をもて
貪瞋痴毒
(
とんじんちどく
)
の
業
(
ごふ
)
をつくり
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
国としての
誇負
(
プライド
)
、いづくにかある。人種としての尊大、
何
(
いづ
)
くにかある。民としての栄誉、何くにかある。
適
(
たまた
)
ま大声疾呼して、国を誇り民を
負
(
たの
)
むものあれど、彼等は耳を閉ぢて之を聞かざるなり。
漫罵
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
若
(
も
)
し
強
(
し
)
いて道衍の為に解さば、
惟
(
ただ
)
是
(
こ
)
れ道衍が天に
禀
(
う
)
くるの気と、自ら
負
(
たの
)
むの材と、
莾々
(
もうもう
)
、
蕩々
(
とうとう
)
、
糾々
(
きゅうきゅう
)
、
昂々
(
こうこう
)
として、屈す
可
(
べ
)
からず、
撓
(
たわ
)
む可からず、
消
(
しょう
)
す可からず、
抑
(
おさ
)
う可からざる者
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
此
(
この
)
歳
(
とし
)
漢王
(
かんおう
)
高煦
(
こうこう
)
反す。高煦は永楽帝の子にして、仁宗の同母弟、
宣徳帝
(
せんとくてい
)
の
叔父
(
しゅくふ
)
なり。燕王の兵を挙ぐるや、高煦父に
従
(
したが
)
って力戦す。材武みずから
負
(
たの
)
み、騎射を
善
(
よ
)
くし、
酷
(
はなは
)
だ燕王に
肖
(
に
)
たり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
一日
(
いちじつ
)
東角門
(
とうかくもん
)
に坐して、
侍読
(
じどく
)
の
太常卿
(
たいじょうけい
)
黄子澄
(
こうしちょう
)
というものに、諸王
驕慢
(
きょうまん
)
の状を告げ、
諸
(
しょ
)
叔父
(
しゅくふ
)
各大封
重兵
(
ちょうへい
)
を擁し、叔父の尊きを
負
(
たの
)
みて
傲然
(
ごうぜん
)
として予に臨む、
行末
(
ゆくすえ
)
の事も
如何
(
いかが
)
あるべきや、これに処し
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“負”の意味
《名詞》
(フ)実数で零(無)より小さい数。
(フ)悪い状態。否定的な状態。厭わしい状態。
(出典:Wiktionary)
負
常用漢字
小3
部首:⾙
9画
“負”を含む語句
背負
脊負
負傷
勝負
負惜
手負
負債
負傷者
請負
気負
引背負
背負梯子
贔負
負目
背負上
背負籠
背負子
御負
背負投
負嫌
...