“負嫌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まけぎらい50.0%
まけぎら25.0%
まけぎらひ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一體見得坊で、少し片意地な點もあつて、加之に負嫌（まけぎらい）。經歴といへば、母と一緒に生活の苦勞を爲（し）たゞけのことで。
平民の娘 (旧字旧仮名) ／ 三島霜川(著)
其れを知らぬ程の良人（をつと）では無いが、持前（もちまへ）の負嫌（まけぎら）ひな気象と妻を労（いたは）る心とから斯う確乎（きつぱり）した事を云ふのであると美奈子は思つて居る。
執達吏 (新字旧仮名) ／ 与謝野寛(著)
深酒（ふかざけ）の翌朝（あくるあさ）の早起は、自分自身に對しても負嫌（まけぎらひ）で押通す三田のならはしだつた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) ／ 水上滝太郎(著)