“負担”の読み方と例文
旧字:負擔
読み方割合
ふたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小身の者ほど、こういうときは、厚くしてやるのが目上の義務である——という理由をとり、九郎兵衛は、大身には眷族けんぞく負担ふたんがある。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
早くその話を極めて家の負担ふたんを減らした方がいい、わずかな財産の分配をされるよりは当人のためにもいいと言ったり、もしも夫婦養子の口があれば
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
しかるに財産の義務なるものは、わずかにその負担ふたんする税額ぐらいにとどまって、その額も重い重いと言いながら権利にくらぶれば、案外に軽いものと思われる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)