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誠実
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せいじつ
ふりがな文庫
“
誠実
(
せいじつ
)” の例文
旧字:
誠實
然らば
其時
(
そのとき
)
汝は
宇宙
(
うちう
)
に
存在
(
そんざい
)
する
総
(
すべ
)
ての
誠実
(
せいじつ
)
なる人と
一致
(
いつち
)
せしなり、一致の
難
(
かたき
)
は外が来て汝と一致せざるに非ずして汝の
誠実
(
せいじつ
)
ならざるにあり。
時事雑評二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
でもこの
肺炎
(
はいえん
)
のおかげで、わたしはアッケン家の人たちの親切、とりわけてエチエネットの
誠実
(
せいじつ
)
をしみじみ知ったのであった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「
君
(
きみ
)
は、おばあさんをかばおうとしたばかりに、
自分
(
じぶん
)
がけがをしたという
話
(
はなし
)
だが、
私
(
わたし
)
は、
君
(
きみ
)
の
誠実
(
せいじつ
)
に
感心
(
かんしん
)
するよ。」
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そういう
気持
(
きもち
)
をおしきって、全く
誠実
(
せいじつ
)
でないとわかっている
曲
(
きょく
)
を書くような時には、
気
(
き
)
をつけてかくしておいた。どう思われるだろうかとびくびくしていた。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
もちろん一番未来の勝利者は
誠実
(
せいじつ
)
なる方に在ることはきまって居りましょうけれども、今の外交上の場合には一時どうなるか分らんです。容易に判定することが出来ん。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
かれは前足を右の耳の所へ上げて、
軍隊
(
ぐんたい
)
風の
敬礼
(
けいれい
)
をして、それを
胸
(
むね
)
に
置
(
お
)
いて、あたかもわたしたちはかれの
誠実
(
せいじつ
)
に
信頼
(
しんらい
)
することができるというようであった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
ああ、なんでも
単純
(
たんじゅん
)
に
限
(
かぎ
)
る。
単純
(
たんじゅん
)
で、
素朴
(
そぼく
)
なものは、
清
(
きよ
)
らかだ。ちょうど、
文明人
(
ぶんめいじん
)
より、
原始人
(
げんしじん
)
のほうが、
誠実
(
せいじつ
)
で、
感覚的
(
かんかくてき
)
で、
能動的
(
のうどうてき
)
で、より
人間
(
にんげん
)
らしいのと
同
(
おな
)
じだ。
金歯
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
音楽では、
高慢
(
こうまん
)
になって
嘘
(
うそ
)
をつけば、きっと
罰
(
ばち
)
があたる。音楽は
謙遜
(
けんそん
)
で
誠実
(
せいじつ
)
でなくてはならない。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
即ち
唇
(
くちびる
)
と手と
一致
(
いつち
)
せざるものなり、即ち宗教を
弄
(
ろう
)
するものなり、即ち世の中に
誠実
(
せいじつ
)
てふものゝ
実在
(
じつざい
)
するを
信
(
しん
)
ぜざるものなり、即ち
不実
(
ふじつ
)
の人なり、即ち
未
(
いま
)
だ
真理
(
しんり
)
を
会釈
(
くわいしやく
)
せざる人なり。
時事雑評二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
快
(
こころよ
)
くなってはたびたびあともどりをしたので、ほんとうの両親でもいやきがさしたかもしれなかった。でもエチエネットはどこまでもがまん強く
誠実
(
せいじつ
)
をつくしてくれた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
そのなやましげな顔には、
何
(
なん
)
ともいえぬ
誠実
(
せいじつ
)
さが見えていた。クリストフは
頬杖
(
ほおづえ
)
をついて、彼を
見守
(
みまも
)
りはじめた。もう
夜
(
よる
)
になりかかっていた。ゴットフリートの
顔
(
かお
)
は少しずつ
消
(
き
)
えていった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
“誠実(誠実性)”の解説
誠実性(せいじつせい、en: Conscientiousness)とは、注意深く、勤勉であるという性格特徴のことである。
(出典:Wikipedia)
誠
常用漢字
小6
部首:⾔
13画
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“誠”で始まる語句
誠
誠心
誠意
誠實
誠忠
誠吾
誠惶誠恐
誠仁
誠園
誠壮