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わかげ
ふりがな文庫
“
若氣
(
わかげ
)” の例文
新字:
若気
と
然
(
さ
)
も/\
若氣
(
わかげ
)
に
思込
(
おもひこ
)
んだやうな
顏色
(
かほいろ
)
をして
云
(
い
)
つた。
川柳
(
せんりう
)
を
口吟
(
くちずさ
)
んで、かむりづけを
樂
(
たのし
)
む
其
(
そ
)
の
結構
(
けつこう
)
な
部屋
(
へや
)
がしらの
女房
(
にようばう
)
を
怪
(
け
)
しからぬ。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
勤居
(
つとめゐ
)
たりしに
若氣
(
わかげ
)
の
過
(
あや
)
まちとて
不義密通
(
ふぎみつつう
)
に及びし事
薄々
(
うす/\
)
上
(
かみ
)
へも聞え
御家法
(
ごかはふ
)
に依て兩人の一命をも召さるべきの
處
(
ところ
)
同藩にて五百石を
領
(
りやう
)
し
物頭役
(
ものがしらやく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
定めて
若氣
(
わかげ
)
の短慮とも、當座の
上氣
(
じやうき
)
とも聞かれつらんこそ口惜しけれ、言はば一生の浮沈に
關
(
かゝは
)
る大事、時頼不肖ながらいかでか
等閑
(
なほざり
)
に思ひ候べき。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
事の始めはくだくだしければ言はず、何れ
若氣
(
わかげ
)
の春の駒、止めても止まらぬ戀路をば行衞も知らず踏み迷うて、
窶
(
やつ
)
す
憂身
(
うきみ
)
も誰れ故とこそ思ひけめ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
と
然
(
さ
)
も
若氣
(
わかげ
)
に
思込
(
おもひこ
)
んだやうな
顏色
(
かほつき
)
をして
云
(
い
)
つた。
川柳
(
せんりう
)
を
口吟
(
くちずさ
)
んでかむりづけを
樂
(
たのし
)
む、
其
(
そ
)
の
結構
(
けつこう
)
な
部屋
(
へや
)
がしらの
女房
(
にようばう
)
を、ものして、
居
(
ゐ
)
るから
怪
(
け
)
しからぬ。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
強面
(
つれなく
)
致
(
いた
)
さるゝこと誠に朝夕目も
當
(
あて
)
られぬ次第故私し共三人の者
種々
(
いろ/\
)
と
諫
(
いさ
)
め候へ共
聊
(
いさゝ
)
かも
取用
(
とりもち
)
ひ之なく非道の所置日々に
増長
(
ぞうちやう
)
致すに付藤五郎も
若氣
(
わかげ
)
にて是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
受け出し長庵方に
差置
(
さしおい
)
て折々通ひ
樂
(
たの
)
しまば此上もなき安心成りと思ふも
若氣
(
わかげ
)
の
無分別
(
むふんべつ
)
迷
(
まよ
)
ふ心の
置所
(
おきどころ
)
露
(
つゆ
)
の命と氣も付かず
不※
(
ふと
)
惡心
(
あくしん
)
や發しけん
竊
(
ひそ
)
かに
店
(
たな
)
の有金の内を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
...
若氣
(
わかげ
)
の一
徹
(
てつ
)
は吾れ人ともに思ひ返しのなきもの、
可惜
(
あたら
)
丈夫
(
ますらを
)
の
焦
(
こが
)
れ
死
(
じに
)
しても御身は見殺しにせらるゝ氣か、さりとは
情
(
つれ
)
なの御心や』。横笛はさも
懶
(
ものう
)
げに、『左樣の事は横笛の知らぬこと』。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
氣
部首:⽓
10画
“若”で始まる語句
若
若者
若衆
若干
若狭
若人
若旦那
若葉
若木
若僧