“わかげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
若気83.3%
若氣16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若気わかげあやまちだった、魔がさしたのかも知れない、ふとしたはずみに足を踏み外したのが、取返しのつかぬ事になった」
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
………実を云えば、手前、若気わかげのあやまち、とでも申しましょうか、……今から四十年前の昔でございます。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
定めて若氣わかげの短慮とも、當座の上氣じやうきとも聞かれつらんこそ口惜しけれ、言はば一生の浮沈にかゝはる大事、時頼不肖ながらいかでか等閑なほざりに思ひ候べき。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
事の始めはくだくだしければ言はず、何れ若氣わかげの春の駒、止めても止まらぬ戀路をば行衞も知らず踏み迷うて、やつ憂身うきみも誰れ故とこそ思ひけめ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)