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じひつ
ふりがな文庫
“
自筆
(
じひつ
)” の例文
それは四郎が殺された日、大辻が始めに屍体の側で発見し、二度目に見たとき裂かれていた四郎の
自筆
(
じひつ
)
の日記に
相違
(
そうい
)
なかった。一郎はそれを
貪
(
むさぼ
)
るように読み
下
(
くだ
)
した。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
余二十年前丸山氏の家に
遊笻
(
いうきよう
)
をとゞめし時、祖父が宝暦の頃の
著述
(
ちよじゆつ
)
也とて、越後
名寄
(
なよせ
)
といふ
書
(
しよ
)
を見せられしに、三百巻
自筆
(
じひつ
)
の
写本
(
しやほん
)
也。名寄とはあれど越後の
風土記
(
ふどき
)
なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
それから
半年
(
はんとし
)
ばかりして、
叔父
(
をぢ
)
の
自筆
(
じひつ
)
で、
家
(
うち
)
はとう/\
賣
(
う
)
れたから
安心
(
あんしん
)
しろと
云
(
い
)
ふ
手紙
(
てがみ
)
が
來
(
き
)
たが、
幾何
(
いくら
)
に
賣
(
う
)
れたとも
何
(
なん
)
とも
書
(
か
)
いてないので、
折
(
を
)
り
返
(
かへ
)
して
聞
(
き
)
き
合
(
あは
)
せると、二
週間
(
しうかん
)
程
(
ほど
)
經
(
た
)
つての
返事
(
へんじ
)
に
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
小六
(
ころく
)
の
苦
(
く
)
にしてゐた
佐伯
(
さへき
)
からは、
豫期
(
よき
)
の
通
(
とほ
)
り二三
日
(
にち
)
して
返事
(
へんじ
)
があつたが、それは
極
(
きは
)
めて
簡單
(
かんたん
)
なもので、
端書
(
はがき
)
でも
用
(
よう
)
の
足
(
た
)
りる
所
(
ところ
)
を、
鄭重
(
ていちよう
)
に
封筒
(
ふうとう
)
へ
入
(
い
)
れて三
錢
(
せん
)
の
切手
(
きつて
)
を
貼
(
は
)
つた、
叔母
(
をば
)
の
自筆
(
じひつ
)
に
過
(
す
)
ぎなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“自筆”の意味
《名詞》
自筆(じひつ)
自分自身で書くこと。また、その書いたもの。自書。
(出典:Wiktionary)
“自筆(
直筆
)”の解説
直筆(じきひつ)とは、手書きの文字や絵などにおいて、ある特定の個人が直接書いたものである事を指す言葉。
自筆(じひつ)、肉筆(にくひつ)、直書(ちょくしょ)、真筆(しんぴつ)、真跡(しんせき)とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
筆
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“自”で始まる語句
自分
自
自然
自棄
自惚
自由
自暴
自家
自動車
自宅