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肥
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ひ
ふりがな文庫
“
肥
(
ひ
)” の例文
かれ
出雲
(
いづも
)
に到りまして、
大神
(
おほかみ
)
を拜み
訖
(
を
)
へて、還り上ります時に、
肥
(
ひ
)
の河
一八
の中に
黒樔
(
くろす
)
の橋
一九
を作り、假宮を仕へ
奉
(
まつ
)
りて、
坐
(
ま
)
さしめき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
須佐之男命
(
すさのおのみこと
)
は、大空から追いおろされて、
出雲
(
いずも
)
の国の、
肥
(
ひ
)
の
河
(
かわ
)
の
河上
(
かわかみ
)
の、
鳥髪
(
とりかみ
)
というところへおくだりになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
伏水莊は、多摩川べりの崖にのぞみ、むかし、伏見宮の休み茶席だつたが、いまは農家と隣りし、農具やツイ
肥
(
ひ
)
にかこまれ、翁の居室は、四疊半一つにすぎない。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
この蘇川峡のみを
以
(
もっ
)
てすれば、その
岩相
(
がんそう
)
の
奇峭
(
きしょう
)
は
豊
(
ほう
)
の
耶馬渓
(
やばけい
)
、
紀
(
き
)
の
瀞八丁
(
どろはっちょう
)
、
信
(
しん
)
の天竜峡におよばず、その水流の急なること
肥
(
ひ
)
の
球磨
(
くま
)
川にしかず、
激湍
(
げきたん
)
はまた筑後川の
或個処
(
あるかしょ
)
にも劣るものがある。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
肥
(
ひ
)
の國の
大阿蘇
(
おほあそ
)
の山
艸千里
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
▼ もっと見る
かくてスサノヲの命は逐い拂われて出雲の國の
肥
(
ひ
)
の河上、トリカミという所にお下りになりました。この時に
箸
(
はし
)
がその河から流れて來ました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
その血がどんどん
肥
(
ひ
)
の
河
(
かわ
)
へ流れこんで、河の水もまっかになって落ちて行きました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
まずひそかに
赤檮
(
いちいのき
)
で刀の形を作つてこれをお佩びになり、イヅモタケルとともに
肥
(
ひ
)
の河に水浴をなさいました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
こっそりとあかひのきという木を刀のようにお
削
(
けず
)
りになり、それをりっぱな
太刀
(
たち
)
のように
飾
(
かざ
)
りをつけておつるしになって、
建
(
たける
)
をさそい出して、二人で
肥
(
ひ
)
の
河
(
かわ
)
の水を浴びにいらっしゃいました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
かくて出雲の國においでになつて、出雲の大神を拜み終つて還り上つておいでになる時に、
肥
(
ひ
)
の河の中に黒木の橋を作り、假の御殿を造つてお迎えしました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
ここに速須佐の男の命、その
御佩
(
みはかし
)
の
十拳
(
とつか
)
の劒を拔きて、その蛇を切り
散
(
はふ
)
りたまひしかば、
肥
(
ひ
)
の河血に
變
(
な
)
りて流れき。かれその中の尾を切りたまふ時に、
御刀
(
みはかし
)
の刃
毀
(
か
)
けき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
かれ筑紫の國
一五
を
白日別
(
しらひわけ
)
といひ、
豐
(
とよ
)
の
國
(
くに
)
を
豐日別
(
とよひわけ
)
といひ、
肥
(
ひ
)
の
國
(
くに
)
を
建日向日豐久士比泥別
(
たけひむかひとよくじひねわけ
)
一六
といひ、
熊曾
(
くまそ
)
の國
一七
を
建日別
(
たけひわけ
)
といふ。次に
伊岐
(
いき
)
の島を生みたまひき。またの名は
天比登都柱
(
あめひとつはしら
)
といふ。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“肥”の意味
《名詞》
(こえ) こやし。肥料。また、肥料に用いる糞尿。
(出典:Wiktionary)
肥
常用漢字
小5
部首:⾁
8画
“肥”を含む語句
肥桶
肥満
肥料
土肥
堆肥
肥桶臭
肥大
小肥
肥溜
肥柄杓
大兵肥満
肥肉
肥満漢
肥料溜
豬肥
肥料桶
肥後
肥沃
肥立
下肥
...