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米粒
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こめつぶ
ふりがな文庫
“
米粒
(
こめつぶ
)” の例文
勘次
(
かんじ
)
は
家
(
いへ
)
に
戻
(
もど
)
ると
飯臺
(
はんだい
)
の
底
(
そこ
)
にくつゝいて
居
(
ゐ
)
る
飯
(
めし
)
の
中
(
なか
)
から
米粒
(
こめつぶ
)
ばかり
拾
(
ひろ
)
ひ
出
(
だ
)
してそれを
煙草
(
たばこ
)
の
吸殼
(
すひがら
)
と
煉合
(
ねりあは
)
せた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ほそい
煙
(
けむり
)
こそ
立
(
た
)
ててゐるが
此
(
こ
)
のとしより は
正直
(
しやうじき
)
で、それに
何
(
なに
)
かを
决
(
けつ
)
して
無駄
(
むだ
)
にしません。それで、パン
屑
(
くづ
)
や
米粒
(
こめつぶ
)
がよく
雀
(
すゞめ
)
らへのおあいそにもなつたのでした。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
高い
棕櫚
(
しゅろ
)
の木のかげになったクリイム色の犬小屋が、——そんなことは当然に違いありません。しかしその犬小屋の前には
米粒
(
こめつぶ
)
ほどの小ささに、白い犬が一匹坐っているのです。
白
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
餅につきたる
米粒
(
こめつぶ
)
の多きものその年は豊作なりとして、早中晩の種類を択び定むるなり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
二人はこのごろ東京の新聞ではやる
宝探
(
たからさが
)
しや玄米一升の
米粒
(
こめつぶ
)
調べの話などをした。
万朝報
(
まんちょうほう
)
の宝を小石川の久世山に予科の学生が掘りに行ってさがし当てたことをおもしろく話した。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
誰
(
だれ
)
も
雄鷄
(
おんどり
)
のために
米粒
(
こめつぶ
)
一
(
ひと
)
つまいて
呉
(
く
)
れるものも
有
(
あ
)
りませんでした。でも、この
雄鷄
(
おんどり
)
は
若
(
わか
)
かつたものですから、どうかして
飛
(
と
)
んで
見
(
み
)
たいと
思
(
おも
)
ひまして、
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
へ
上
(
のぼ
)
つて
行
(
い
)
つては
羽
(
はね
)
をひろげました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“米粒”の意味
《名詞》
米一つ一つの粒。
(出典:Wiktionary)
米
常用漢字
小2
部首:⽶
6画
粒
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
“米”で始まる語句
米
米突
米櫃
米搗
米国
米原
米沢
米屋
米山
米俵