“こめつぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
米粒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
餅につきたる米粒こめつぶの多きものその年は豊作なりとして、早中晩の種類を択び定むるなり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
二人はこのごろ東京の新聞ではやる宝探たからさがしや玄米一升の米粒こめつぶ調べの話などをした。万朝報まんちょうほうの宝を小石川の久世山に予科の学生が掘りに行ってさがし当てたことをおもしろく話した。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
だれ雄鷄おんどりのために米粒こめつぶひとつまいてれるものもりませんでした。でも、この雄鷄おんどりわかかつたものですから、どうかしてんでたいとおもひまして、えだのぼつてつてははねをひろげました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)