“石斑魚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うぐい60.0%
うぐひ20.0%
あいなめ10.0%
いわな10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鮎や石斑魚うぐいなどを釣る人が、そこの蛇籠じゃかごしゃがんで、黙って終日釣り暮すのを見受けることがあった。
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
石斑魚うぐいが飛んでも松葉が散っても、そのまま直ぐに、すらすらと行方も知れず流れよう、それをしばらくでも引留めるのは、ただちっとも早く幕を開ける外はない、と松崎の目にも見て取られた。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
凝乳を入れたり、石斑魚うぐいを入れたり、その他あらゆる混ぜものをした厚焼レピョーシカ
もう水は引いて、両岸は乾いてゐたが、はえ石斑魚うぐひの泳ぐさまが見えるほど、いつもは澄んでゐる流れが、黄色く濁つて、駸々と底深さうにながれてゐた。
繰舟で往く家 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
註 いだの本名石斑魚うぐひ。いだ籠とは或種の竹籠の底に蛹と砂とをよく混ぜあはせたものを入れて魚の居る處に沈めておく。魚は蛹の匂ひにつられて籠に入る。一度入つたら出る事が出來ない樣になつてゐる籠。
石斑魚あいなめ 七六・九五 二一・〇三 〇・四五 一・五八
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
しなびた店で、ほだ同然のにしんに、山家片鄙へんぴはおきまりの石斑魚いわな煮浸にびたし
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)