トップ
>
『繰舟で往く家』
ふりがな文庫
『
繰舟で往く家
(
くりふねでゆくいえ
)
』
春来頻リニ到ル宋家の東 袖ヲ垂レ懐ヲ開キテ好風ヲ待ツ 艪を漕ぐのには川底が浅すぎる、棹をさすのには流れが速すぎる——そのやうな川を渡るために、岸から岸へ綱を引き、乗手は綱を手繰つて舟をすすめる、これを繰舟の渡しと称ふ。 その娘の家の裏門は川 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「若草 第十一巻第三号」宝文館、1935(昭和10)年3月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
寂
(
しゞま
)
宛
(
づつ
)
愁
(
かな
)
称
(
い
)
被布
(
コート
)
扮
(
つく
)
狭
(
せば
)
籠球
(
ボール
)
葦
(
よし
)
鮠
(
はえ
)
楤木
(
たらのき
)
毛欅
(
ぶな
)
他人
(
ひと
)
繰舟
(
くりふね
)
手布
(
ハンケチ
)
隩
(
おく
)
離室
(
はなれ
)
鶺鴒
(
せきれい
)