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留主
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るす
ふりがな文庫
“
留主
(
るす
)” の例文
翌日
(
よくじつ
)
は
晩
(
ばん
)
とも
言
(
い
)
はず、
午
(
ひる
)
からの
御馳走
(
ごちそう
)
。
杉野氏
(
すぎのし
)
の
方
(
はう
)
も、
通勤
(
つうきん
)
があるから
留主
(
るす
)
で、
同夫人
(
どうふじん
)
と、
夫人同士
(
ふじんどうし
)
の
御招待
(
ごせうだい
)
で、
即
(
すなは
)
ち(
二
(
に
)
の
膳
(
ぜん
)
出
(
い
)
づ。)である。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
間
(
ま
)
が悪うてとてもはや冗談は云えませんな
然
(
そ
)
うして中々ちま/\としてえて、
堅
(
かて
)
え気性でござえますから、冗談は云えましねえよ、旦那様がお
留主
(
るす
)
の時などは
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
屹
(
きっ
)
と役に立つことがあるから
黙
(
だまっ
)
て
取
(
とっ
)
て置けと云て、その薬を私に渡して別れた所が、果して
然
(
しか
)
り、長与の外行
留主
(
るす
)
中、毎度発熱して、
夫
(
そ
)
れキニーネ
又
(
また
)
キニーネとて
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
我
(
わ
)
が
住居
(
すまゐ
)
を
出
(
で
)
て
其処等
(
そこら
)
散歩
(
さんぽ
)
をする、……
祠
(
ほこら
)
の
家
(
いへ
)
にはお
浦
(
うら
)
が
居
(
ゐ
)
て
留主
(
るす
)
をして、
我
(
わ
)
がために
燈火
(
ともしび
)
のもとで
針仕事
(
はりしごと
)
でも
為
(
し
)
て
居
(
ゐ
)
るやうな、つひした
楽
(
たの
)
しい
心地
(
こゝち
)
がする。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
邸
(
やしき
)
にはこの頃じゃ、その
魅
(
み
)
するような
御新姐
(
ごしんぞ
)
も
留主
(
るす
)
なり、
穴
(
あな
)
はすかすかと
真黒
(
まっくろ
)
に、足許に
蜂
(
はち
)
の巣になっておりましても、
蟹
(
かに
)
の
住居
(
すまい
)
、落ちるような
憂慮
(
きづかい
)
もありません。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
休
(
やす
)
めともいはずはじめから
宿
(
やど
)
の
常世
(
つねよ
)
は
留主
(
るす
)
らしい、
人
(
ひと
)
を
泊
(
と
)
めないと
極
(
き
)
めたものゝやうに
見
(
み
)
える。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(
留主
(
るす
)
におらが
此
(
こ
)
の
亭主
(
ていしゆ
)
を
盗
(
ぬす
)
むぞよ。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“留主”で始まる語句
留主中
留主居町