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牛馬
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ぎゆうば
阿蘇の
活動は
右の
外、
一般に
火山灰を
飛ばし、これが
酸性を
帶びてゐるので、
農作物を
害し、これを
食する
牛馬をも
傷めることがある。
今日のごとく
機械の
力がない
時代でありますから、たゞ
多數の
人間が
力を
合せて、
時には
牛馬の
力を
借りたかもわかりませんが、
多くは
人力をもつてなされたものに
相違ありません。
もし
此裂け
目に
挾まると、
人畜牛馬、
煎餅のように
押し
潰されるといはれ、
避難の
場所としては
竹藪を
選べとか、
戸板を
敷いてこれを
防げなどと
戒められてゐる。
この
時大地の
開閉によつて
土民は
勿論、
彼等の
飼つてゐた
畜類は
牛馬、
駱駝等に
至るまで
盡くそれに
吸ひ
込まれ、
八千乃至一萬の
人口を
有してをつたこの
部落は
其ために
跡方もなく
失はれたといふ。