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此処
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こけ
ふりがな文庫
“
此処
(
こけ
)” の例文
旧字:
此處
汝
(
われ
)
がに
只
(
たっ
)
だ一言
臨終
(
いまわ
)
に言い残す事があるから
此処
(
こけ
)
え呼んだんだが、おかめも
此処
(
こけ
)
え
来
(
こ
)
う、多助も
此処
(
こけ
)
え
来
(
こ
)
う、おえいも五八も皆呼んでくれ
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
やす さつきからも、おつ母さんと話したこツだるが、あんたしやが、そん気になれば、ずつと
此処
(
こけ
)
えをつたてちや、大丈夫、やつて行かるツとだるけんね。
牛山ホテル(五場)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
角「癒らねえと思えばこそ盃をさせるのだ、サア
此処
(
こけ
)
へ来て早く内輪ばかりだから酒だけでいゝ、太左衞門
媒人
(
なこうど
)
になって早く酌」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
やす (よねを見つけ)一寸、こるば見てくれな、おつ母さん、
此処
(
こけ
)
んもをつとばな、
女
(
をなご
)
ん酔払ひの……。
牛山ホテル(五場)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
ハア兎にも角にもあなた方にお怪我をさせねえように
為
(
し
)
ましょうから……今明けるから待ちてろ、恭太や、ちょいと
此処
(
こけ
)
へ
来
(
こ
)
う
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
よね ううん、ムツシユウしやが、をらんぎりや、自分ぢや、
此処
(
こけ
)
えをろごたるて、そぎやん云ふとつた。
牛山ホテル(五場)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
何
(
なん
)
でえ
篦棒
(
べらぼう
)
め、己が
柔和
(
おとな
)
しくして居るのだから文句なしに出すが
当然
(
あたりめえ
)
だ、
手前等
(
てめえら
)
が此の村に居ると村が
穢
(
けが
)
れらア、手前等を
此処
(
こけ
)
え置くもんか篦棒め
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それが
心配
(
しんぺえ
)
でござります、そんだから苦労でござりますから、斯うやって
此処
(
こけ
)
え
参
(
めえ
)
ったのです、どうか
軽躁
(
かるはずみ
)
な事をして
参
(
めえ
)
るような事がござりましたら
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
婆「はい、一里
些
(
ちっ
)
とんべいも有りやんしよ、これからは下りにはなりやんすが、道が
難
(
えれ
)
いでねえ、まア
此処
(
こけ
)
えお掛けなせい、お困りでござりやしょう」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
若
(
も
)
しや縄に掛って引かれやアしないかと心配して忘れる事はないだ…何ういう訳だい、巡礼に成って
此処
(
こけ
)
え来たのは
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
しの「まア何うして
此処
(
こけ
)
へ来た、誠に
思
(
おめ
)
えがけねえことで、
私
(
わし
)
も会いてえ/\と
汝
(
われ
)
がの事べえ思ってたアだが、若旦那さまやお嬢さまは何うしたアだ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兼「本当に
左様
(
そう
)
だ、怪我でもしなけりゃア来る処じゃアねえ、
此処
(
こけ
)
え来て見ると怪我人もあるもんだなア」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
母「あゝ薄暗い座敷だな、
行灯
(
あんどん
)
を持って来な……お若/\、
此方
(
こっち
)
へ出ろよ、
此処
(
こけ
)
へ出ろ、
最
(
も
)
う少し出てよ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今清藏に聞きまして
魂消
(
たまげ
)
ましたぞ、
汝
(
われ
)
は
情夫
(
おとこ
)
を連れて
此処
(
こけ
)
へ走って来たではねえか、何ともはア
云様
(
いいよう
)
のねえ親不孝なア奴だ、これ屋敷奉公に出すは何のためだよ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
貴方
(
あんた
)
の方へ訴えて
此処
(
こけ
)
え来る時分には逃げてしまうから、打たれ損にならねえ先に、貴方だって間に合いませんから、
私
(
わし
)
は貴方の代りに
打殴
(
ぶちなぐ
)
って、谷へ投り込んだので
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
慾が
無
(
ね
)
い
事
(
こた
)
アねえ、是で慾張って居るだが、
何方
(
どっち
)
かというと足癖の
悪
(
わり
)
い馬ア
曳張
(
ひっぱ
)
って、下り坂を歩くより、兄いと二人で
此処
(
こけ
)
え来て、斯う遣って酔って居れば
好
(
い
)
いからね
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
しの「今丈助が
此処
(
こけ
)
へ
這入
(
へえ
)
って来ても、お
両人
(
ふたり
)
さまが泊ってるという事をいうじゃアねえよ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兼「旨いと云やア、それ
此処
(
こけ
)
え来る時、船から上って、ソレ休んだ
処
(
とこ
)
ア
何
(
なん
)
とか云ったっけ」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其処
(
そけ
)
えらを考えたって中々出て行かれる訳のものでアなえ、呆れた阿魔だ、惣吉
此処
(
こけ
)
え来い
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
良
(
え
)
い事は覚えねえで
不義
(
わるさ
)
アして、
此処
(
こけ
)
へ走って来ると云うは何たる
心得違
(
こゝろえちげ
)
えなア親不孝の阿魔だか、呆れ果てた、
最
(
も
)
う
汝
(
われ
)
の根性を見限って勘当してくれるから、
何処
(
どけ
)
へでも出て
往
(
い
)
け
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
女「さア
此処
(
こけ
)
えお上んなせえまし、お荷物を持ってめえりやしょう」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
松「ヤお
母
(
っか
)
アか……これは何うも面目ねえ、何うして
此処
(
こけ
)
へ来た」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
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