本月ほんげつ)” の例文
其處そこ秘密藥品ひみつやくひん買入かひいれや、船舶せんぱく雇入やとひいれに五日間いつかかんついやすとして吾等われら橄欖島かんらんたうおもむこと出來できるのは、本月ほんげつの廿四から廿七八にちまであひだ豫定よていせらるゝから
右者みぎは本月ほんげつ二十三日午前十一時五十分出生しゅっしょう致しそろ」という文句の、「本月二十三日」だけに棒が引懸けて消してある上に、虫の食った不規則な線が筋違すじかいに入っていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
大佐閣下たいさかくかよ、されば吾等われら兩名りようめいいまよりいそ印度國インドこくコロンボのみなといたり、十二しゆ秘密藥液ひみつやくえき凖備とゝのへて、本月ほんげつ二十五にち拂曉ふつげうまでには、電光艇でんくわうてい待合まちあはすべきはづ橄欖島かんらんたうまでおもむかねばなりません。
かね工夫くふう慘憺さんたんよしほのかみゝにせしが、此度このたびいよ/\じゆくしけん、あるひおもんぱかところありてにや、本月ほんげつ初旬しよじゆん横濱よこはまぼう商船會社しやうせんくわいしやよりなみ江丸えまるといへる一だい帆走船ほまへせんあがなひ、ひそかに糧食りようしよく石炭せきたん氣發油きはつゆう※卷蝋くわけんらう