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掛合
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かけあひ
拵へ又其外の
氣配りも坊主でなければ萬事
行屆かず其の上
掛合も致す
旁々以て汝は大役で有たナ
先々其儀は夫で
宜し/\シテ
願山汝が世話を
わずか六錢に
掛合此の拔掛は企てしなり
昨日碓氷の働きと云ひ今ま此の素早さに三人の旅通
先を取られて後生畏るべしと舌を
と
餘り
猛烈に
掘り
立てるので、
地主が
感情を
害して、
如何か
中止して
貰ひたいと
掛合に
來るのである。
宗助は
叔母の
仕打に、
是と
云ふ
目立つた
阿漕な
所も
見えないので、
心の
中では
少なからず
困つたが、
小六の
將來に
就いて
一口の
掛合もせずに
歸るのは
如何にも
馬鹿々々しい
氣がした。
付て
御引取成るべしと申ゆゑ
夫より忠兵衞は
早速甚太夫の方へ
掛合しに父甚太夫も大いに喜び萬事すら/\と根引も
濟しかば文藏お時の兩人を
聞母子諸共先番屋へ
引上勘兵衞が後家の家主を
呼段々掛合の上屆に及びしかば
檢使出張にて勘兵衞
後家并に太七が
口書を