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所望
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しよまう
ふりがな文庫
“
所望
(
しよまう
)” の例文
佐久間玄蕃
(
さくまげんば
)
が
中入
(
なかいり
)
の
懈怠
(
けたい
)
のためか、
柴田勝家
(
しばたかついへ
)
、
賤
(
しづ
)
ヶ
嶽
(
たけ
)
の
合戰
(
かつせん
)
敗
(
やぶ
)
れて、
此
(
こ
)
の
城中
(
じやうちう
)
に
一息
(
ひといき
)
し
湯漬
(
ゆづけ
)
を
所望
(
しよまう
)
して、
悄然
(
せうぜん
)
と
北
(
きた
)
の
莊
(
さう
)
へと
落
(
お
)
ちて
行
(
ゆ
)
く。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
血汐
(
ちしほ
)
の色の唇の
薔薇
(
ばら
)
の花、肉を
食
(
くら
)
ふ
血汐
(
ちしほ
)
の色の唇の
薔薇
(
ばら
)
の花、おまへに血を
所望
(
しよまう
)
されたら、はて
何
(
なん
)
としよう、さあ、お飮み、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
所望
(
しよまう
)
に付遣せし事にて
則
(
すなは
)
ち其喜兵衞助右衞門は此度差添に
罷
(
まか
)
り居ります
故
(
ゆゑ
)
に
尋下
(
たづねくだ
)
さらば相分るべしといふにぞ喜兵衞助右衞門へ
尋
(
たづ
)
ねられし處二人とも
少
(
すこ
)
しも相違これなきむね
申立
(
まをしたて
)
けるに大岡殿
然
(
しか
)
らば傳吉は
密通
(
みつつう
)
ならず委細相分りぬ又
盜難
(
たうなん
)
と申は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
名馬
(
めいば
)
の
所望
(
しよまう
)
及
(
およ
)
び
候
(
さふら
)
はず
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
達
(
たつ
)
て
所望
(
しよまう
)
に付遣せしに相違御座なく然も此度周藏喜平次木祖兵衞
等
(
など
)
罷出居により何卒御尋
願
(
ねが
)
ひ
奉
(
たてま
)
つり候と申
故
(
ゆゑ
)
大岡殿コリヤ水呑村々役人周藏木祖兵衞喜平次と
呼
(
よば
)
るゝに何れも平伏なせば大岡殿は
只
(
たゞ
)
今藤八が申立る通り相違なきやと有に何れも
仰
(
おほ
)
せの通りなりと申ければ大岡殿然らば節と九助夫婦の儀は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“所望”の意味
《名詞》
所望(しょもう)
欲しいものなどを望み願うこと。注文すること。
(出典:Wiktionary)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
望
常用漢字
小4
部首:⽉
11画
“所”で始まる語句
所謂
所以
所
所詮
所為
所作
所業
所在
所々
所有