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感興
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かんきよう
ふりがな文庫
“
感興
(
かんきよう
)” の例文
箇人の自由といふ観念の
徐々
(
そろ/\
)
芽を出し始めた時代に於て、かれは『死なば秋露のひぬまぞおもしろき』といふ
感興
(
かんきよう
)
を貴んだ旧式な辞世を残して
尾崎紅葉とその作品
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
無論
(
むろん
)
、
讀書人
(
どくしよじん
)
夏目漱石
(
なつめさうせき
)
は
勝負事
(
しようぶごと
)
には
感興
(
かんきよう
)
を
持
(
も
)
つてゐなかつたのであらうが、それは
麻雀競技
(
マアジヤンきやうぎ
)
の
甚
(
はなは
)
だ
漠然
(
ばくぜん
)
とした、
斷片的
(
だんぺんてき
)
な
印象
(
いんしよう
)
を
數行
(
すうぎやう
)
綴
(
つゞ
)
つたのに
過
(
す
)
ぎない。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
全體
(
ぜんたい
)
旅
(
たび
)
をしながら
何物
(
なにもの
)
をも
見
(
み
)
ず、
見
(
み
)
ても
何等
(
なんら
)
の
感興
(
かんきよう
)
も
起
(
おこ
)
さず、
起
(
おこ
)
しても
其
(
それ
)
を
折角
(
せつかく
)
の
同伴者
(
つれ
)
と
語
(
かた
)
り
合
(
あつ
)
て
更
(
さら
)
に
興
(
きよう
)
を
増
(
ま
)
すこともしないなら、
初
(
はじ
)
めから
其人
(
そのひと
)
は
旅
(
たび
)
の
面白
(
おもしろ
)
みを
知
(
し
)
らないのだ
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
温泉
(
いでゆ
)
の
宿
(
やど
)
を
差
(
さ
)
して、
城
(
じやう
)
ヶ
沼
(
ぬま
)
から
引返
(
ひきかへ
)
す
途中
(
とちゆう
)
は、
気
(
き
)
も
漫
(
そゞろ
)
に、
直
(
す
)
ぐにも
初
(
はじ
)
むべき——
否
(
いな
)
、
手
(
て
)
は
既
(
すで
)
に
何等
(
なにら
)
か
其
(
それ
)
に
向
(
むか
)
つて
働
(
はたら
)
く……
新
(
あらた
)
な
事業
(
じげふ
)
に
対
(
たい
)
する
感興
(
かんきよう
)
の
雲
(
くも
)
に
乗
(
の
)
るやう、
腕
(
かひな
)
が
翼
(
はね
)
に
成
(
な
)
つて
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“感興”の意味
《名詞》
感興(かんきょう)
興味を感じること。面白いと思うこと。そのような興味。
(出典:Wiktionary)
感
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
興
常用漢字
小5
部首:⾅
16画
“感興”で始まる語句
感興深