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必
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ひつ
ふりがな文庫
“
必
(
ひつ
)” の例文
されば凡百の道徳は、其の成立の上に於て、少くとも兩樣の要件を具足するを
必
(
ひつ
)
とすと見るを得む。兩樣の要件とは何ぞ。一に曰く、至善の意識也。
美的生活を論ず
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
正に
骨味
(
ほねみ
)
を
削
(
けづ
)
るが如くあれほど
必
(
ひつ
)
死に
眞劍
(
しんけん
)
に
爭
(
あらそ
)
ひ
戰
(
たゝか
)
はなければならないとは! さう言えば、
昔
(
むかし
)
爭
(
あらそ
)
ひ
將棋
(
せうき
)
に
敗
(
やぶ
)
れて
血
(
ち
)
を
吐
(
は
)
いて死んだ
若
(
わか
)
い
棋士
(
きし
)
があつた。
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
芭蕉翁が
奥
(
おく
)
に
行脚
(
あんぎや
)
のかへるさ越後に入り、
新潟
(
にひがた
)
にて「海に
降
(
ふ
)
る雨や
恋
(
こひ
)
しきうき
身宿
(
みやど
)
」
寺泊
(
てらどまり
)
にて「
荒海
(
あらうみ
)
や
佐渡
(
さど
)
に
横
(
よこ
)
たふ天の川」これ夏秋の
遊杖
(
いうぢやう
)
にて越後の雪を見ざる事
必
(
ひつ
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
否、たゞに要せざるのみならず、
爾
(
しか
)
き不快なる
文字
(
もんじ
)
はこれを愛の字典の何ペエジに求むるも、決して見出すこと能はざるに至るや
必
(
ひつ
)
せり。然れども斯の如きは社会に秩序ありて
敢
(
あへ
)
て許さず。
愛と婚姻
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
是より水上に
到
(
いた
)
らば猶斯の如き所
多
(
おほ
)
きや
必
(
ひつ
)
せり、此に於て往路を
取
(
と
)
りて
帰
(
かへ
)
り、三長沢口に
泊
(
はく
)
し徐計をなすべしと云ひ、
或
(
あるひ
)
は
直
(
ただ
)
ちに此
嶮崖
(
けんがい
)
を
攀
(
よ
)
ぢて山に
上
(
のぼ
)
り、山脈を
伝
(
つた
)
ふて水源に
至
(
いた
)
らんと云ひ
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
▼ もっと見る
方今校刻の業盛に興つて、某会某社と称するもの指
摟
(
かゞな
)
ふるに
遑
(
いとま
)
あらざる程である。若し
貲
(
し
)
を投じ盟に加はつてゐたら、立どころに
希覯
(
きこう
)
の書万巻を致さむことも、或は難きことを
必
(
ひつ
)
とせぬであらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
芭蕉翁が
奥
(
おく
)
に
行脚
(
あんぎや
)
のかへるさ越後に入り、
新潟
(
にひがた
)
にて「海に
降
(
ふ
)
る雨や
恋
(
こひ
)
しきうき
身宿
(
みやど
)
」
寺泊
(
てらどまり
)
にて「
荒海
(
あらうみ
)
や
佐渡
(
さど
)
に
横
(
よこ
)
たふ天の川」これ夏秋の
遊杖
(
いうぢやう
)
にて越後の雪を見ざる事
必
(
ひつ
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
必
常用漢字
小4
部首:⼼
5画
“必”を含む語句
必定
必要
必竟
必然
必死
必須
必死的
忽必烈
生者必滅
甲必丹
必至
必要品
不必要
盛者必衰
必需
必要條件
必用
必須条件
必殺
必要上
...