“貲”の読み方と例文
読み方割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち三丰のりし所の武当ぶとう 大和山たいかざんかんを営み、えきする三十万、ついやす百万、工部侍郎こうぶじろう郭𤧫かくつい隆平侯りゅうへいこう張信ちょうしん、事に当りしという。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
義侠の巴山人奮然意を決してまづわれら木曜会の気勢を揚げしめんがためにを投じ美育社なるものを興し月刊雑誌『饒舌じょうぜつ』を発行したり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
蘭軒のしつ飯田氏ますは夫にさきだつて歿したので、蘭軒歿後には只側室佐藤氏さよが残つただけである。榛軒はいくばくもあらぬに、これにを与へて人に嫁せしめた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)