トップ
>
必至
ふりがな文庫
“必至”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひっし
75.0%
ひつし
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひっし
(逆引き)
「一ノ宮の城も、秀長の大軍に包囲され、もはや落城は
必至
(
ひっし
)
と相成りました。——この辺で、お考えある方が、御賢明ではありますまいか」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
日々に訳す暗号電報から、味方の
惨敗
(
ざんぱい
)
は明かであった。連日
飛来
(
ひらい
)
する米機の様相から、上陸が間近であることも
必至
(
ひっし
)
であった。不気味な殺気を
孕
(
はら
)
んだ
静穏
(
せいおん
)
のまま、季節は八月に入って行った。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
必至(ひっし)の例文をもっと
(3作品)
見る
ひつし
(逆引き)
り候處
必至
(
ひつし
)
の
覺悟
(
かくご
)
に御座候間宿も取申さず
直樣
(
すぐさま
)
私し方へ參り候由にて
惡口
(
あくこう
)
仕り候に付諸人異見を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
皆
(
みな
)
賣盡
(
うりつく
)
し今は
必至
(
ひつし
)
の場合に至りければ何がなして
猶
(
なほ
)
資本
(
もとで
)
を
拵
(
こしら
)
へ大
賭場
(
とば
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
必至(ひつし)の例文をもっと
(1作品)
見る
“必至”の解説
必至(ひっし、必死とも)とは、将棋における手筋の一つ。
必至…どう受けても次に即詰み(そくづみ)(即づめとも)となる。
詰めろ…正しく受ければ詰みにならない。受けなければ即詰みとなる。
先手の玉将に必至がかかっている状態とは、先手が次の番で王手以外の何を指したとしても、その直後に後手が正確に指せば、先手が(王手の連続で)詰まされる状態のこと。
英語では、必至はbrinkmate、詰めろはthreatmateと訳される。
(出典:Wikipedia)
必
常用漢字
小4
部首:⼼
5画
至
常用漢字
小6
部首:⾄
6画
“必”で始まる語句
必
必定
必要
必竟
必死
必然
必須
必用
必死的
必須条件
“必至”のふりがなが多い著者
梅崎春生
作者不詳
吉川英治