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必至
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ひっし
ふりがな文庫
“
必至
(
ひっし
)” の例文
「一ノ宮の城も、秀長の大軍に包囲され、もはや落城は
必至
(
ひっし
)
と相成りました。——この辺で、お考えある方が、御賢明ではありますまいか」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
日々に訳す暗号電報から、味方の
惨敗
(
ざんぱい
)
は明かであった。連日
飛来
(
ひらい
)
する米機の様相から、上陸が間近であることも
必至
(
ひっし
)
であった。不気味な殺気を
孕
(
はら
)
んだ
静穏
(
せいおん
)
のまま、季節は八月に入って行った。
桜島
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
そして兄のような温情主義を以てしていたら、敵性勢力の再燃は
必至
(
ひっし
)
とみていたのである。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“必至”の解説
必至(ひっし、必死とも)とは、将棋における手筋の一つ。
必至…どう受けても次に即詰み(そくづみ)(即づめとも)となる。
詰めろ…正しく受ければ詰みにならない。受けなければ即詰みとなる。
先手の玉将に必至がかかっている状態とは、先手が次の番で王手以外の何を指したとしても、その直後に後手が正確に指せば、先手が(王手の連続で)詰まされる状態のこと。
英語では、必至はbrinkmate、詰めろはthreatmateと訳される。
(出典:Wikipedia)
必
常用漢字
小4
部首:⼼
5画
至
常用漢字
小6
部首:⾄
6画
“必”で始まる語句
必
必定
必要
必竟
必死
必然
必須
必用
必死的
必須条件