“ひつし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
必死37.5%
筆紙25.0%
必至12.5%
引挫12.5%
筆帋12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始め私し并びに陸尺ろくしやく中間迄ちうげんまで必死ひつしになりて戰ひし故一時は太田樣の方引色ひきいろに相成候然るに太田樣の陸尺共ろくしやくども豫々かね/″\此多兵衞に遺恨ゐこんあり其故はかの七右衞門と申者元嘉川家の陸尺がしら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぎの日に、この新らしき湖を、分隊ごとに分れて、わたったが、この時の絶景といったら、実に筆紙ひつしにもつくし難い、仰向いて見れば、四方の山々の樹々が皆にしきを飾って、それが今わたっている
雪の透く袖 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
り候處必至ひつし覺悟かくごに御座候間宿も取申さず直樣すぐさま私し方へ參り候由にて惡口あくこう仕り候に付諸人異見を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
みな賣盡うりつくし今は必至ひつしの場合に至りければ何がなしてなほ資本もとでこしらへ大賭場とば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此時はかならず暴風はやて力をそへて粉にくだきたる沙礫こじやりのごとき雪をとばせ、白日も暗夜あんやの如くそのおそろしき事筆帋ひつしつくしがたし。