筆紙ひつし)” の例文
見立みたて奉公ほうこう差遣さしつかはし可申いづれ出府の上御相談に及ぶべく候委細は筆紙ひつしつくし難く早々さう/\以上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぎの日に、この新らしき湖を、分隊ごとに分れて、わたったが、この時の絶景といったら、実に筆紙ひつしにもつくし難い、仰向いて見れば、四方の山々の樹々が皆にしきを飾って、それが今わたっている
雪の透く袖 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)