“御孃”の読み方と例文
新字:御嬢
読み方割合
おぢやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけくら座敷ざしきなか默然もくねん手焙てあぶりかざしてゐた。はひうへかたまりだけいろづいてあかえた。そのときうらがけうへ家主やぬしうち御孃おぢやうさんがピヤノをならした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其晩そのばん小六ころく大晦日おほみそかつたうめはな御手玉おてだまたもとれて、これあにから差上さしあげますとわざ/\ことわつて、坂井さかゐ御孃おぢやうさんに贈物おくりものにした。そのかはかへりには、福引ふくびきあたつたちひさな裸人形はだかにんぎやうおなたもとれてた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
坂井さかゐ御孃おぢやうさんにでも御上おあげなさい」とつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)