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年末
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ねんまつ
ふりがな文庫
“
年末
(
ねんまつ
)” の例文
併
(
しかし
)
ながら
金解禁
(
きんかいきん
)
の
如
(
ごと
)
きは
内外
(
ないぐわい
)
の
經濟上
(
けいざいじやう
)
から
見
(
み
)
て
大問題
(
だいもんだい
)
である、
然
(
しか
)
るに
年末
(
ねんまつ
)
に
段々
(
だんだん
)
近
(
ちか
)
づくのであるから、
年末
(
ねんまつ
)
に
差迫
(
さしせま
)
つて
斯樣
(
かやう
)
な
大問題
(
だいもんだい
)
を
決行
(
けつかう
)
することは
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
「だれも、
野球
(
やきゅう
)
をやっていないが、どうしたんだろう。」と、
辰
(
たつ
)
一は、がっかりしたが、
年末
(
ねんまつ
)
であるので、なにか
都合
(
つごう
)
があってこられなかったのだろうと
思
(
おも
)
いました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
勘次
(
かんじ
)
の
目
(
め
)
には
卯平
(
うへい
)
が
能
(
よ
)
く
村落
(
むら
)
の
店
(
みせ
)
に
行
(
ゆ
)
くのは
贅澤
(
ぜいたく
)
な
老人
(
としより
)
である
樣
(
やう
)
に
僻
(
ひが
)
んで
見
(
み
)
える
廉
(
かど
)
もあつた。
只
(
たゞ
)
さうして
居
(
ゐ
)
る
間
(
うち
)
に
舊暦
(
きうれき
)
の
年末
(
ねんまつ
)
が
近
(
ちか
)
づいて
何處
(
どこ
)
の
家
(
うち
)
でも
小麥
(
こむぎ
)
や
蕎麥
(
そば
)
の
粉
(
こ
)
を
挽
(
ひ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
僕
(
ぼく
)
の方からはあまり滝田
君
(
くん
)
を
尋
(
たず
)
ねていない。いつも
年末
(
ねんまつ
)
に
催
(
もよお
)
されるという滝田
君
(
くん
)
の
招宴
(
しょうえん
)
にも一
度
(
ど
)
席末
(
せきまつ
)
に
列
(
れっ
)
しただけである。それは
確
(
たしか
)
震災
(
しんさい
)
の前年、——大正十一年の
年末
(
ねんまつ
)
だったであろう。
滝田哲太郎君
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
卯平
(
うへい
)
は
年末
(
ねんまつ
)
の
出代
(
でがはり
)
の
季節
(
きせつ
)
になれば
其
(
そ
)
の
持病
(
ぢびやう
)
を
苦
(
く
)
にして、
奉公
(
ほうこう
)
もどうしたものかと
悲觀
(
ひくわん
)
することもあるが、
我慢
(
がまん
)
をすれば
凌
(
しの
)
げるので
遂
(
つひ
)
居据
(
ゐすわ
)
りに
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
るうちに
何時
(
いつ
)
でも
春
(
はる
)
の
季節
(
きせつ
)
に
還
(
かへ
)
つて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“年末(年末年始)”の解説
年末年始(ねんまつねんし)は、厳密な定義ではないが、1年の終わりから翌年の初頭の期間の総称である。(具体的な期間は使用する場面によって異なる)。
当項目では日本における年末年始を主題として解説している。
(出典:Wikipedia)
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“年末”で始まる語句
年末迄