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射落
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いおと
ふりがな文庫
“
射落
(
いおと
)” の例文
ロミオ はて、
其
(
その
)
覘
(
ねらひ
)
は
外
(
はづ
)
れた。
戀愛神
(
キューピッド
)
の
弱弓
(
よわゆみ
)
では
射落
(
いおと
)
されぬ
女
(
をんな
)
ぢゃ。
處女神
(
ダイヤナ
)
の
徳
(
とく
)
を
具
(
そな
)
へ、
貞操
(
ていさう
)
の
鐵
(
てつ
)
の
鎧
(
よろひ
)
に
身
(
み
)
を
固
(
かた
)
めて、
戀
(
こひ
)
の
稚
(
をさな
)
い
孱弱矢
(
へろ/\や
)
なぞでは
些小
(
いさゝか
)
の
手創
(
てきず
)
をも
負
(
お
)
はぬ
女
(
をんな
)
。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「カーニバルの余興です。巨人の射的場を作ろうという訳です。都会の盛り場によく見かける例の射的場です。敷島やバットを積重ねて、
射落
(
いおと
)
したら景品に貰えるあれです」
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
休んでいる芸人たちと楽屋外の裏通へ出て、その辺に並んでいる
射的屋
(
しゃてきや
)
の店先に立ち、景物の
博多
(
はかた
)
人形を
射落
(
いおと
)
して見たり。やがてそれにも
飽
(
あ
)
きれば再び二階の踊子部屋へ立戻るのである。
勲章
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
右大臣
(
うだいじん
)
は
待
(
ま
)
ちかねて、
自分
(
じぶん
)
でも
遠
(
とほ
)
い
海
(
うみ
)
に
漕
(
こ
)
ぎ
出
(
だ
)
して、
龍
(
たつ
)
を
見
(
み
)
つけ
次第
(
しだい
)
矢先
(
やさき
)
にかけて
射落
(
いおと
)
さうと
思
(
おも
)
つてゐるうちに、
九州
(
きゆうしう
)
の
方
(
ほう
)
へ
吹
(
ふ
)
き
流
(
なが
)
されて、
烈
(
はげ
)
しい
雷雨
(
らいう
)
に
打
(
う
)
たれ、その
後
(
のち
)
、
明石
(
あかし
)
の
濱
(
はま
)
に
吹
(
ふ
)
き
返
(
かへ
)
され
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
「君、
射落
(
いおと
)
しってことを知っているかい?」
善根鈍根
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
ベンヺ
目
(
め
)
に
立
(
た
)
つ
的
(
まと
)
ならば、
射落
(
いおと
)
すことは
容易
(
たやす
)
からう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
射
常用漢字
小6
部首:⼨
10画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“射”で始まる語句
射
射殺
射手
射貫
射出
射込
射干
射竦
射水
射抜