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子分
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こぶん
ふりがな文庫
“
子分
(
こぶん
)” の例文
成程
(
なるほど
)
、
子分
(
こぶん
)
の
多人数
(
たにんず
)
在
(
あ
)
るのは
子槌
(
こづち
)
で、
夫
(
そ
)
れから
種々
(
いろ/\
)
の
宝
(
たから
)
を
振
(
ふ
)
り
出
(
だ
)
しますが、
兜町
(
かぶとちやう
)
のお
宅
(
たく
)
へ
往
(
い
)
つて見ると
子宝
(
こだから
)
の多い事。甲「
第
(
だい
)
一
国立銀行
(
こくりつぎんこう
)
で
大黒
(
だいこく
)
の
縁
(
えん
)
は
十分
(
じふぶん
)
に
在
(
あ
)
ります。 ...
七福神詣
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
子分
(
こぶん
)
の者が二人、物々しくも縄を打って引いて来たのは地獄極楽人形の小屋に居る美しい木戸番、あの両国中へ桃色の
次高音
(
アルト
)
を
撒
(
ま
)
き散らしている、お倉だったのです。
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
然程
(
さるほど
)
に畔倉重四郎は鎌倉屋金兵衞の
子分
(
こぶん
)
八田掃部練馬藤兵衞三加尻茂助の三人を
伴
(
ともな
)
ひ我が
家
(
や
)
を出て
元栗橋
(
もとくりばし
)
へと急ぎ行く程なく
來掛
(
きかゝ
)
る利根川堤
早瀬
(
はやせ
)
の
波
(
なみ
)
は
水柵
(
しがらみ
)
に打寄せ
蛇籠
(
じやかご
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
中央に
頭分
(
かしらぶん
)
を埋め、周囲に
子分
(
こぶん
)
の
尸
(
しかばね
)
を埋めたる跡あり。俗に平経盛の塚という。
神社合祀に関する意見
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
たこ
坊主
(
ぼうず
)
のおかみさんに、どうぞ
夫
(
おっと
)
の
仇
(
かたき
)
をうってくださいとたのまれる、ヨシ、そんなら
私
(
わたし
)
が
仇
(
かたき
)
をうってやろうと、かっぱの
親分
(
おやぶん
)
は、さっそく
子分
(
こぶん
)
をよびあつめて、
水
(
みず
)
をくぐってみつからないように
もののいえないもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
松浦屋ともいわれた方が、役人や、
渡世
(
とせい
)
仲間や、悪番頭の悪だくみにはめられて、代々の御身代は奪い取られ、
如何
(
いか
)
に
密貿易
(
ぬけに
)
の罪をきたとはいえ、累代御恩の
子分
(
こぶん
)
児方
(
こかた
)
さえ、訪ねて来る者もない始末。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
みんな、おれの
子分
(
こぶん
)
だったのだ。
かいじん二十めんそう
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
斯
(
かく
)
て又
幸手宿
(
さつてじゆく
)
なる杉田三五郎は重四郎と共に金兵衞の
子分
(
こぶん
)
八田掃部練馬藤兵衞三加尻茂助の三人を
利根川邊
(
とねがはべり
)
にて殺し重四郎が幸手宿を
立退
(
たちのき
)
金兵衞より奪ひ取りし金の
中
(
うち
)
百兩を
分前
(
わけまへ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
何の手も無く奪ひ取り懷中せんとする
折
(
をり
)
から
後
(
あと
)
より
人聲
(
ひとごゑ
)
がする故に重四郎は
振返
(
ふりかへ
)
り彼は定めし
子分
(
こぶん
)
の
奴等
(
やつら
)
何も恐るゝにはあらねども
水戸浪人奴
(
みとらうにんめ
)
は
些
(
ちと
)
手強
(
てごは
)
き
奴
(
やつ
)
見付られては
面倒也
(
めんだうなり
)
早々此場を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“子分”の意味
《名詞》
ある人の配下となり従属する者。
仮に子として扱われる者。
(出典:Wiktionary)
“子分(
親分
)”の解説
親分(おやぶん)とは、親子関係を擬した主従関係における主人。子にあたるのは子分。
(出典:Wikipedia)
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“子分”で始まる語句
子分共