トップ
>
天王
>
てんのう
ふりがな文庫
“
天王
(
てんのう
)” の例文
といって、
立
(
た
)
ち
上
(
あ
)
がって、
扇
(
おうぎ
)
をつかいながら
舞
(
ま
)
いを
舞
(
ま
)
いました。四
天王
(
てんのう
)
は
声
(
こえ
)
を
合
(
あ
)
わせて
拍子
(
ひょうし
)
をとりながら、
節
(
ふし
)
おもしろく
歌
(
うた
)
を
歌
(
うた
)
いました。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
正面
(
しょうめん
)
の
梅雪入道
(
ばいせつにゅうどう
)
をはじめ、四
天王
(
てんのう
)
以下の大衆も、かたずをのんで、民部の太刀と伊那丸のようすとを見くらべていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わたくしはその頃、四谷の石切横町に住んでいました。
天王
(
てんのう
)
さまのそばでございます。父は五年以前に歿しまして、母とわたくしは横町にしもた
家
(
や
)
ぐらしを致していました。
蜘蛛の夢
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
穴山
(
あなやま
)
の四
天王
(
てんのう
)
猪子伴作
(
いのこばんさく
)
、
足助主水正
(
あすけもんどのしょう
)
、その他の
郎党
(
ろうどう
)
は、民部が神のごとき采配ぶりにたちまち
頽勢
(
たいせい
)
を
盛
(
も
)
りかえし、
猛然
(
もうぜん
)
と
血槍
(
ちやり
)
をふるって
追撃
(
ついげき
)
してきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
天子
(
てんし
)
さまはたいそうおよろこびになって、
頼光
(
らいこう
)
はじめ
保昌
(
ほうしょう
)
や四
天王
(
てんのう
)
たちにたくさん
御褒美
(
ごほうび
)
を
下
(
くだ
)
さいました。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
さすがの彼女もびっくりして、
丘
(
おか
)
のあなたへ走りだすと、そのまえに、四
天王
(
てんのう
)
の
佐分利五郎次
(
さぶりごろうじ
)
が、八、九人の
武士
(
ぶし
)
とともに、
槍
(
やり
)
ぶすまをつくってあらわれた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そしてそれからは
鬼
(
おに
)
が出て人をさらう
心配
(
しんぱい
)
がなくなりましたから、
京都
(
きょうと
)
の人たちはたいそうよろこんで、いつまでも
頼光
(
らいこう
)
や四
天王
(
てんのう
)
たちの
手柄
(
てがら
)
を
語
(
かた
)
り
伝
(
つた
)
えました。
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
春
(
はる
)
の
雨
(
あめ
)
のしとしと
降
(
ふ
)
る
晩
(
ばん
)
のことでした。
平井保昌
(
ひらいのほうしょう
)
と四
天王
(
てんのう
)
が
頼光
(
らいこう
)
のお
屋敷
(
やしき
)
に
集
(
あつ
)
まって、お
酒
(
さけ
)
を
飲
(
の
)
んでいました。みんないろいろおもしろい
話
(
はなし
)
をしているうちに、ふと
保昌
(
ほうしょう
)
が
羅生門
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そこで
金太郎
(
きんたろう
)
は
坂田金時
(
さかたのきんとき
)
と
名乗
(
なの
)
って、
頼光
(
らいこう
)
の
家来
(
けらい
)
になりました。そして大きくなると、えらいお
侍
(
さむらい
)
になって、
渡辺綱
(
わたなべのつな
)
、
卜部季武
(
うらべのすえたけ
)
、
碓井貞光
(
うすいのさだみつ
)
といっしょに、
頼光
(
らいこう
)
の四
天王
(
てんのう
)
と
呼
(
よ
)
ばれるようになりました。
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
“天王”の意味
《名詞》
欲界にある六つの天の最下層にいる四天王のこと。
牛頭天王。
中国で天子のこと。
(出典:Wiktionary)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
王
常用漢字
小1
部首:⽟
4画
“天王”で始まる語句
天王寺
天王山
天王町
天王寺屋
天王降
天王様
天王社
天王草
天王寺村
天王寺行