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只更
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ひたすら
ふりがな文庫
“
只更
(
ひたすら
)” の例文
恰
(
あだか
)
も
炭團屋
(
たどんや
)
の
長男
(
ちやうなん
)
のやうになつた
事
(
こと
)
には
氣
(
き
)
の
付
(
つ
)
かぬ
無邪氣
(
むじやき
)
さ、
只更
(
ひたすら
)
私
(
わたくし
)
の
顏
(
かほ
)
を
指
(
ゆびさ
)
し
笑
(
わら
)
つたなど、
苦
(
くる
)
しい
間
(
あひだ
)
にも
隨分
(
ずいぶん
)
滑※
(
こつけい
)
な
話
(
はなし
)
だ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
特
(
こと
)
に
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
の
朗々
(
らう/\
)
たる
詩吟
(
しぎん
)
につれて、
何時
(
いつ
)
覺
(
おぼ
)
えたか、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
の
勇
(
いさ
)
ましき
劍舞
(
けんぶ
)
は
當夜
(
たうや
)
の
華
(
はな
)
で、
私
(
わたくし
)
が
無藝
(
むげい
)
のために、
只更
(
ひたすら
)
頭
(
あたま
)
を
掻
(
か
)
いたのと
共
(
とも
)
に、
大拍手
(
だいはくしゆ
)
大喝釆
(
だいかつさい
)
であつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
あゝ
天
(
てん
)
は
何
(
なん
)
とて
斯
(
か
)
く
迄
(
まで
)
無情
(
むじやう
)
なると、
私
(
わたくし
)
は
暫時
(
しばし
)
眞黒
(
まつくろ
)
な
雲
(
くも
)
を
睨
(
にら
)
んで、
只更
(
ひたすら
)
怨
(
うら
)
んだが、
然
(
しか
)
し
後
(
のち
)
に
考
(
かんが
)
へると、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
萬事
(
ばんじ
)
は
何
(
なに
)
が
禍
(
わざわひ
)
となり、
何
(
なに
)
が
幸福
(
こうふく
)
となるか、
其時
(
そのとき
)
ばかりでは
分
(
わか
)
らぬのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
只
漢検準1級
部首:⼝
5画
更
常用漢字
中学
部首:⽈
7画
“只”で始まる語句
只
只今
只管
只事
只中
只者
只々
只一人
只一
只走