勤務きんむ)” の例文
わたしは、汽車きしゃって、方々ほうぼうあるくのが勤務きんむですから、どこかで、そのおじょうさんがわたしっている汽車きしゃにはいっておいでになり、わたしむねにぶらさがっている、このあおいボタンを
青いボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
せた張飛ちやうひ眞鶴まなづる駐在所ちゆうざいしよ勤務きんむすることすでに七八ねん齋藤巡査さいとうじゆんさしようし、退隱たいゝん關羽くわんう鈴木巡査すゞきじゆんさといつてはら勤務きんむすることじつに九ねん以上いじやうであるといふことは、あとわかつたのである。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
佛蘭西フランス豫備海軍士官よびかいぐんしくわんとかへるすさまじくはやをとこだいちやく勤務きんむのためわが日本につぽんむかはんとてこのふね乘組のりくんだ伊太利イタリー公使館こうしくわんづき武官ぶくわん海軍士官かいぐんしくわんわたくしからうじてだいちやく、あまり面白おもしろくないので
中根なかね自身じしん相變あひかはらずひらぺつたいかほににやにやわらひをうかべながら勤務きんむしてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そこは、山国やまぐにちいさな発電所はつでんしょでした。りょう一は、ここへ勤務きんむしたのです。
僕が大きくなるまで (新字新仮名) / 小川未明(著)