六月ろくぐわつ)” の例文
六月ろくぐわつらすなかに、寢不足ねぶそく蒼白あをじろかほを、蒸返むしかへしにうだらして、すぢもとろけさうに、ふら/\とやしきちかづく。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
六月ろくぐわつの午後、人、藥水やくすゐを齎し
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
六月ろくぐわつと昼のあはひに
詩集夏花 (新字旧仮名) / 伊東静雄(著)
時間じかん前後ぜんご汽車きしやは、六月ろくぐわつ七月しちぐわつだと國府津こふづでもうあかるくなる。八月はちぐわつこゑくと富士驛ふじえきで、まだちつたないと、ひがしそらがしらまない。わたし前年ぜんねん身延みのぶまゐつたのでつてる。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これは……しかし、菖蒲あやめ杜若かきつばたは——翌日よくじつやまみづ處々ところ/″\た、其處そこにも、まだ一輪いちりんかなかつた。つぼんだのさへない。——さかりちやう一月ひとつきおくれる。……六月ろくぐわつ中旬ちうじゆんだらうとふのである。
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
六月ろくぐわつ
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
六月ろくぐわつ
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
六月ろくぐわつ
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)