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しごとぎ
ふりがな文庫
“
仕事着
(
しごとぎ
)” の例文
若い男女はこの日はみな新しい
仕事着
(
しごとぎ
)
で、たすきや
白手
(
しろて
)
ぬぐいの泥になるのもかまわず、朝は早天から田におりて、日の出にはもう
田植唄
(
たうえうた
)
をうたっていた。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ほんとうにおかあさんが、あすこに
腰
(
こし
)
をかけていられる。
仕事着
(
しごとぎ
)
の、あのすがたで、
腰
(
こし
)
をかけていられる。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
言
(
い
)
ふべき
場合
(
ばあひ
)
ではないけれども、まことに
天
(
てん
)
の
美祿
(
びろく
)
である。
家内
(
かない
)
も
一口
(
ひとくち
)
した。
不斷
(
ふだん
)
一滴
(
いつてき
)
も
嗜
(
たしな
)
まない、
一軒
(
いつけん
)
となりの
齒科
(
しくわ
)
の
白井
(
しらゐ
)
さんも、
白
(
しろ
)
い
仕事着
(
しごとぎ
)
のまゝで
傾
(
かたむ
)
けた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
役所
(
やくしよ
)
から
歸
(
かへ
)
つて、
筒袖
(
つゝそで
)
の
仕事着
(
しごとぎ
)
を、
窮屈
(
きゆうくつ
)
さうに
脱
(
ぬ
)
ぎ
易
(
か
)
へて、
火鉢
(
ひばち
)
の
前
(
まへ
)
へ
坐
(
すわ
)
るや
否
(
いな
)
や、
抽出
(
ひきだし
)
から一
寸
(
すん
)
程
(
ほど
)
わざと
餘
(
あま
)
して
差
(
さ
)
し
込
(
こ
)
んであつた
状袋
(
じやうぶくろ
)
に
眼
(
め
)
が
着
(
つ
)
いたので、
御米
(
およね
)
の
汲
(
く
)
んで
出
(
だ
)
す
番茶
(
ばんちや
)
を
一口
(
ひとくち
)
呑
(
の
)
んだ
儘
(
まゝ
)
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
古い絵をみると、はだかで大きな荷を負うた人もよく描いてあるが、たいていの荷物は突っ張ってごそごそするので、夏でもかるい子は
荷摺
(
にずり
)
という
半袖
(
はんそで
)
腰
(
こし
)
きりの
仕事着
(
しごとぎ
)
をきた。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
おじいさんは、
長
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
、
自分
(
じぶん
)
の
身
(
み
)
につけていた
仕事着
(
しごとぎ
)
を
未練
(
みれん
)
惜
(
お
)
しそうに
脱
(
ぬ
)
ぎながら
なつかしまれた人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“仕事”で始まる語句
仕事
仕事場
仕事衣
仕事師
仕事服
仕事鞄
仕事中
仕事口
仕事唄
仕事屋