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上氣
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じやうき
ふりがな文庫
“
上氣
(
じやうき
)” の例文
新字:
上気
傍
(
そば
)
の
窓
(
まど
)
をあけて
上氣
(
じやうき
)
した
顏
(
かほ
)
を
冷
(
ひや
)
しながら
暗
(
くら
)
いそとを
見
(
み
)
てゐると、一
間
(
けん
)
ばかりの
路次
(
ろじ
)
を
隔
(
へだ
)
ててすぐ
隣
(
となり
)
の
家
(
うち
)
の
同
(
おな
)
じ二
階
(
かい
)
の
窓
(
まど
)
から
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
定めて
若氣
(
わかげ
)
の短慮とも、當座の
上氣
(
じやうき
)
とも聞かれつらんこそ口惜しけれ、言はば一生の浮沈に
關
(
かゝは
)
る大事、時頼不肖ながらいかでか
等閑
(
なほざり
)
に思ひ候べき。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
その
衣
(
きぬ
)
ざはりのかすかな響とを、傍に聞くことが出來たから、不安は、羞恥と
淡
(
あは
)
い恐れとになつて、彼女は、
上氣
(
じやうき
)
したやうに、頬を赤くそめてうつむいた。
幸福への道
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
萬
(
よろ
)
づに
淡々
(
あわ/\
)
しき
女子
(
おなご
)
心
(
こゝろ
)
を
來
(
き
)
て
搖
(
ゆ
)
する
樣
(
やう
)
な
人
(
ひと
)
の
賞
(
ほ
)
め
詞
(
ことば
)
に、
思
(
おも
)
はず
赫
(
くわつ
)
と
上氣
(
じやうき
)
して、
昨日
(
きのふ
)
までは
打
(
うち
)
すてし
髮
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
つやらしう
結
(
むす
)
びあげ、
端折
(
はしおり
)
つゞみ
取上
(
とりあ
)
げて
見
(
み
)
れば、いかう
眉毛
(
まゆげ
)
も
生
(
は
)
えつゞきぬ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
弓矢の上にこそ武士の譽はあれ、兩刀捨てて世を捨てて、悟り顏なる悴を左衞門は持たざるぞ。
上氣
(
じやうき
)
の沙汰ならば
容赦
(
ようしや
)
もせん、
性根
(
しやうね
)
を据ゑて、不所存のほど
過
(
あやま
)
つたと言はぬかツ
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
氣
部首:⽓
10画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟