三町さんちやう)” の例文
憶起おもひおこす。……先生せんせいは、讀賣新聞よみうりしんぶんに、寒牡丹かんぼたん執筆中しつぴつちうであつた。横寺町よこでらまちうめやなぎのおたくから三町さんちやうばかりへだたつたらう。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
裏道傳うらみちづた二町にちやう三町さんちやう町名ちやうめいなにれねどすこりし二階建にかいだて掛行燈かけあんどんひか朧々ろう/\としてぬしはありやなしや入口いりぐちならべし下駄げた二三足にさんぞく料理番れうりばん欠伸あくびもよすべき見世みせがゝりの割烹店かつぽうてんあり
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
れてはゞかりさまといひもあへけぬうちにおいそぎなされなまなかおまをさずばほどつもるまいものおどくのこといたしたりおわびはいづれとおく門口かどぐちいぬこゑおそろしけれどおくりの女中ぢよちゆうほねたくましきに心強こゝろづよくて軒下傳のきしたづた三町さんちやうばかり御覽ごらんなされませあの提灯ちやうちん
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)