トップ
>
一
>
イチ
ふりがな文庫
“
一
(
イチ
)” の例文
水の神の贄として、
早処女
(
サヲトメ
)
が田の中へ生き埋めになつた物語、及び其が形式化して「
一
(
イチ
)
の早処女」を、泥田の中に深く転ばす行事がある。
河童の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「ぢや、お前の
一
(
イチ
)
を取つて英一とするか? だがそれぢや弟の英二郎と
音
(
オン
)
がつくからな?」
父を売る子
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
家郷追放
(
カキョウツイホウ
)
、
吹雪
(
フブキ
)
ノ
中
(
ナカ
)
、
妻
(
ツマ
)
ト
子
(
コ
)
トワレ、
三人
(
サンニン
)
ヒシト
抱
(
ダ
)
キ
合
(
ア
)
イ、
行
(
ユ
)
ク
手
(
テ
)
サダマラズ、ヨロヨロ
彷徨
(
ホウコウ
)
、
衆人蔑視
(
シュウジンベッシ
)
ノ
的
(
マト
)
タル、
誠実
(
セイジツ
)
、
小心
(
ショウシン
)
、
含羞
(
ガンシュウ
)
ノ
徒
(
ト
)
、オノレノ
百
(
ヒャク
)
ノ
美
(
ウツク
)
シサ、
一
(
イチ
)
モ
言
(
イ
)
イ
得
(
エ
)
ズ、
高円寺
(
コウエンジ
)
ウロウロ
創生記
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ラジオが叫ぶ
一
(
イチ
)
イ
二
(
ニ
)
イ
三
(
サン
)
ンの号令に合わせて、課長は巨体をブンブンと振って、ラジオ体操を始めた。彼は何とはなしに、子供のような楽しさと嬉しさとが
肚
(
はら
)
の底からこみあげて来るのを感じた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「もゝつたふ」の歌、殘された飛鳥の宮の
執心
(
シフシン
)
びと、世々の藤原の
一
(
イチ
)
の媛に祟る天若みこも、顏清く、聲心惹く天若みこのやはり、一人でおざりまする。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
▼ もっと見る
「
雄
(
ユウ
)
を取るのと
一
(
イチ
)
を取るのと、どつちが縁起が好いだらう?」
父を売る子
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
「もゝつたふ」の歌、殘された飛鳥の宮の
執心
(
シフシン
)
びと、世々の藤原の
一
(
イチ
)
の媛に祟る天若みこも、顏清く、聲心惹く天若みこのやはり、一人でおざりまする。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「もゝつたふ」の歌、残された飛鳥の宮の
執心
(
シフシン
)
びと、世々の藤原の
一
(
イチ
)
の
媛
(
ヒメ
)
に
祟
(
タタ
)
る天若みこも、顔清く、声心
惹
(
ヒ
)
く天若みこのやはり、一人でおざりまする。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
高野博士は、昔から鏡板の松を以て、奈良の
御
(
オン
)
祭の中心になる——寧、田楽の中門口の如く、出発点として重要な——
一
(
イチ
)
の松をうつしたものだ、とせられてゐました。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
“一”を含む語句
一寸
一時
一昨日
一杯
唯一
一昨年
万一
一人
一切
一片
一通
同一
一日
一向
一方
一層
一端
一夜
一番
一生
...