“十日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とおか64.3%
とをか25.7%
とうか7.1%
いくよ1.4%
じゅうじつ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、ええ、もうこれから百もあって、くだけに十日とおかあまりかかって、かえりにもやはりそれだけかかるのですからね。」
松山鏡 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
指折ゆびをかゞめて勘定かんじようして、今晩こんばんは、よるまをせば、九晩こゝのばんひるまをせば、十日とをか經過けいかいたしましたことよ。かういふおこたへをしたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
あと十日とうかてばいよいよ鎮座祭ちんざさいはこびになる。かたちこそちいさいが、普請ふしんはなかなかんでるぞ……。』
うきねの十日いくよ、燈臺のうつけたる眼は顧みず。
一見を求めんとして得べからず、再び十日じゅうじつ斎戒さいかい薫沐くんもくして、特に尊顔を拝すべし。乞う、寛覧かんらんを垂れよ。鑒察かんさつあらば幸甚。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)