“りくじやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
陸上100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時このとき電光艇でんくわうていはるかのおきから海岸かいがんちかづきたり、櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさは、無事ぶじ一隊いつたい水兵すいへいとも上陸じやうりくしてたので、陸上りくじやう一同いちどうたゞちに其處そこ驅付かけつけた。
これにはクックしや桑港支社長さうかうししやちやうストークスくんやら、朝日新聞社あさひしんぶんしや桑港特派員さうかうとくはゐん清瀬規矩雄君きよせきくをくんなどが便乗びんじようしてたので、陸上りくじやう模様もやう明日あす見物けんぶつ次第しだいなどをかたつて、大方だいぶにぎやかになつてた。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
てき米國軍艦べいこくぐんかんわれ帝國軍艦ていこくぐんかん水雷すいらい砲火ほうくわならぬ陸上りくじやう運動うんどうをもつてたがひいどたゝかふも一興いつきようであらうとおもふ。
それと同時どうじに、吾等われら陸上りくじやう一同いちどう萬歳ばんざいさけぶ、花火はなびげる、はたる、日出雄少年ひでをせうねん夢中むちうになつて、猛犬稻妻まうけんいなづまともに、飛鳥ひちやうごと海岸かいがんすな蹴立けたてゝ奔走ほんさうした。じつこのしまつて以來いらい大盛况だいせいけう