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やきつく
ふりがな文庫
“やきつく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
燒盡
25.0%
焚尽
25.0%
焼尽
25.0%
燃尽
25.0%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燒盡
(逆引き)
彼
(
かれ
)
が
自分
(
じぶん
)
の
庭
(
には
)
に
立
(
た
)
つた
時
(
とき
)
は、
古
(
ふる
)
い
煤
(
すゝ
)
だらけの
疎末
(
そまつ
)
な
建築
(
けんちく
)
は
燒盡
(
やきつく
)
して
主要
(
しゆえう
)
の
木材
(
もくざい
)
が
僅
(
わづか
)
に
焔
(
ほのほ
)
を
吐
(
は
)
いて
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
火
(
ひ
)
は
尚
(
な
)
ほ
執念
(
しふね
)
く
木材
(
もくざい
)
の
心部
(
しんぶ
)
を
噛
(
か
)
んで
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
唐鍬
(
たうぐは
)
の
刄先
(
はさき
)
は
卯平
(
うへい
)
の
頭
(
あたま
)
に
近
(
ちか
)
く
筵
(
むしろ
)
の一
端
(
たん
)
を
掠
(
かす
)
つて
深
(
ふか
)
く
土
(
つち
)
に
立
(
た
)
つた。
彼
(
かれ
)
はそれから
燒盡
(
やきつく
)
して一
杯
(
ぱい
)
の
煨
(
おき
)
になつた
自分
(
じぶん
)
の
家
(
うち
)
に
近
(
ちか
)
く
駈
(
か
)
け
寄
(
よ
)
つた。
彼
(
かれ
)
は
火
(
ひ
)
の
恐
(
おそ
)
ろしい
熱度
(
ねつど
)
を
感
(
かん
)
じて
少時
(
しばし
)
躊躇
(
ちうちよ
)
して
立
(
た
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
やきつく(燒盡)の例文をもっと
(1作品)
見る
焚尽
(逆引き)
貫一はこの五年間の家族を
迫
(
せ
)
めての一人も余さず、家倉と共に
焚尽
(
やきつく
)
されて一夜の中に
儚
(
はかな
)
くなり
了
(
をは
)
れるに会ひては、おのれが
懐裡
(
ふところ
)
の物の
故無
(
ゆゑな
)
く消失せにけんやうにも頼み難く覚えて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
やきつく(焚尽)の例文をもっと
(1作品)
見る
焼尽
(逆引き)
らいてうさま、あなたのお
健康
(
からだ
)
は、
都門
(
ともん
)
を離れたお
住居
(
すまい
)
を、よぎなくしたでございましょうが、激しい御理想に対してその
欲求
(
おのぞみ
)
が、時折何ものも
焼尽
(
やきつく
)
す火のように燃え上るおりがございましょう。
平塚明子(らいてう)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
やきつく(焼尽)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
燃尽
(逆引き)
私はその網の燃え上る火を見まして「法界の
衆生
(
しゅじょう
)
、他の生命を愛する
菩提心
(
ぼだいしん
)
を起し殺生的悪具をことごとく
燃尽
(
やきつく
)
すに至らんことをこいねがう」
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
やきつく(燃尽)の例文をもっと
(1作品)
見る
“やきつく”の意味
《動詞》
焼けて付着する。焼けて跡がつく。
印象や情景が強く心に残る。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
しょうじん
もえつく
せうじん